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日産「新型スカイライン」!? “超美麗デザイン”が超カッコイイ「4ドアセダン」がスゴイ! オシャブルー&ゴールドの「Vision Qe」とは

くるまのニュース / 2025年1月11日 18時10分

「次期新型スカイラインでは!?」と話題の2023年10月24日に日産が日本で発表・展示したインフィニティのコンセプトカー「Vision Qe」とはどんなクルマだったのでしょうか。

■量産化前提として開発された?「Vision Qe」

 自動車メーカーは、次世代のモビリティや新技術、近いうちに販売を計画している次期型のコンセプトなどを表現した「コンセプトカー」を開発、モーターショーやイベントなどで披露しています。

 コンセプトカーは、至って抽象的で現実離れしているモデルものから、そのまま新型車としてデビューしてもおかしくないレベルに仕上がっているものまで、実に多彩です。

 そして多くの場合、コンセプトカーが具体的にどの量産車になるのかといった具体的な情報は明らかにされず、量産化を前提としているコンセプトカーであると言うことは多くありません。

 ですが、日産が、2023年10月24日に日本で発表・展示したコンセプトカー「インフィニティ Vision Qe(以下、ビジョンQe)」は、そのプレスリリースの中で「米国のキャントン工場で生産される予定のインフィニティ初となるEVのデザインの方向性を示しています」と明言していました。

「デザインの方向性」とは抽象的な表現ではありますが、コンセプトカーの発表で予定生産工場までを伝えることは珍しいことです。

 インフィニティは、1989年に日産がアメリカで立ち上げた高級車ブランドで、主に北米市場における高級車の競争力を高めるために設立されました。

 ビジョンQeのデザインを担当したのは、日産グローバルデザイン担当上級副社長のアルフォンソ・アルバイサ氏とインフィニティシニアデザインディレクターの中村泰輔氏が率いるチームで、日本のデザイン哲学が取り入れられ、「翔」「粋」「傾く(かぶく)」といった和のキーワードにインスパイアを受けて開発されていました。

「翔」は、ダイナミズムと動きを演出し、ボディサイド前方から後方に向かってすべてが一直線に流れるデザインとしています。

「粋」は洗練と純粋さを醸し出すディテールとし、飛翔中のニホンワシを観察し、ワシが獲物を狙って急降下するときに翼を後ろに折りたたんで抗力を減らし、速度を最大化するところにインスピレーションを得た、流線型の形状でデザインされています。

 歌舞伎の用語である「傾く」は“並外れた感覚を呼び起こす”をテーマにしており、ビジョンQeの塗装、シャドーブルーに取り入れられています。

 この特別な塗装には、光沢仕上げとサテン仕上げが検討され、深みと神秘感をもたらすためにカーボンナノチューブ、ガラス、金箔などの素材を使用することが研究され、「さまざまな角度に配置された金のフレークが、銀河の星を見ているかのような奥行きを表現した」と日産は伝えていました。

 ホイールにはシャドーブルーのカラーに合うように考えられた、金色のグラデーションがあしらわれており、スポークの外側から内側にかけて透明度を高め、より躍動感あふれるデザインとしています。

 ボディサイズは明らかにされていませんが、ワイドで流麗なボディラインが印象的な4ドアクーペとなっています。

 なお、ビジョンQeの製作にあっては、通常クレイモデル(粘土で形状を作る)を作るところ、これを省略しデジタル製作したレンダリングから長さ50cmの縮小プロトタイプモデルを試作、その後にフルスケールモデルを製作するという手段が取られたそうです。

 パワートレインは、BEV(電気自動車)であること以外の詳細は明らかにされていません。

 現在、日本で販売される日産「スカイライン」は、インフィニティ「Q50」として北米で販売されています。スカイラインは、2013年のデビューでモデル末期に突入していることもあり、一部から「ビジョンQeは、次期スカイラインではないか」という憶測が出ています。

 2024年8月にインフィニティが発表した2025年モデルラインナップから、Q50がラインナップから落ち、2ドアクーペ「Q60」も消えました。これについての公式発表はありませんでしたが、インフィニティの担当者は、

「QX80を皮切りに4つの新商品で車種ラインナップを一新するというコミットメントに基づき、Q50は24年モデル以降、アメリカ、およびカナダでは販売されません。Q50のスピリットは、2023年10月にデビューした『Vision Qe』が予告する未来のスポーツセダンEVにも確実に受け継がれていきます」

 と伝えており、スカイラインのDNAがビジョンQeの量産モデル版へ引き継がれていく可能性が見えてきました。

 振り返れば、2021年6月に「スカイライン廃止」という新聞報道が世間をざわつかせ、そのすぐ3日後に開催された新型「ノート」の発表会で、日産の星野朝子副社長は「日産自動車はスカイラインを決してあきらめない」とコメントしたことがありました。

 2024年末に経営不振とホンダとの経営統合の報道で注目された日産。果たして次期スカイラインはどうなるのでしょうか。

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