青木一彦氏「義理人情重んじた」 元官房長官死去で長男

　自民党の青木一彦参院議員は12日午後、国会内で記者団の取材に応じ、11日に死去した父・青木幹雄元官房長官について「政治の場でしっかり活動ができ、家族も本人も思い残すことなく逝った。とにかく重んじていたのは義理人情だった」と悼んだ。

　同時に「参院の役割を大事にしていた」と語り、遺志を継いで参院で政治活動を続ける意向を強調した。所属する茂木派の運営を巡っては「父は日頃から『とにかくみんなで仲良く』と言っていた。そこは大事にしていきたい」と述べ、結束を重視する考えを示した。

　一彦氏によると、幹雄氏は今年の大型連休明けから体調を崩していた。