野党、証人喚問10人要求 裏金事件、自民は消極的

衆院予算委理事懇談会で、小野寺五典委員長（左から2人目）に安倍派幹部らの証人喚問を求める文書を提出する立憲民主党の山井和則氏（同3人目）ら＝21日午後

　立憲民主など野党は21日の衆院予算委員会理事懇談会で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、安倍派座長を務めた塩谷立氏ら6人の証人喚問を求める文書を小野寺五典委員長（自民）に提出した。与党筆頭理事を務める自民の加藤勝信氏は「慎重に考えるべきだ」と消極姿勢を示した。参院でも、立民の斎藤嘉隆参院国対委員長は自民に、安倍派の参院側会長だった世耕弘成氏ら4人の証人喚問を要求した。

　証人喚問を求められたのは衆院が、政治倫理審査会で弁明した塩谷、下村博文、高木毅、松野博一、西村康稔の5氏と、逮捕、起訴された衆院議員池田佳隆被告。参院は、政倫審に出席した世耕氏、西田昌司氏など。