ガザ市民「とにかく戦闘やめて」 ラマダン明け祝祭は閑散
共同通信 / 2024年4月10日 18時27分
【ラファ共同】「訪れるはずの友人や親族が死んでしまった」「悲しみが街を覆っている」。パレスチナ自治区ガザでイスラム教のラマダンが9日に終わり、10日から祝祭「イード」の期間に入った。例年、街は飾り付けられ子どもの笑い声が響くが今年は閑散。「とにかく停戦を」。市民は共同通信ガザ通信員に悲痛の叫びを語った。
避難民ら約150万人が密集するガザ最南部ラファ。アハメド・アブアタさん(36)は「ガザ市の自宅は爆撃され、親友も親族も死んだ。毎年イードのときに訪れていた人たちがいなくなった」と涙ぐんだ。「テントでイードを迎えても何も楽しくない。とにかく早く戦闘をやめてほしい」
サミヤ・ハタブさん(23)は「こんなに悲しいイードは初めてだ」と嘆いた。「私の兄たちはまだガザ市にいる。彼らと会えないイードに意味はない」と肩を落とした。
6人の子どもと共にテントで暮らすアブユスフさん(50)は「いつもならオーブンでマアムールを焼くが、今年は屋外で火をおこし、つくるつもりだ。少しでも子どもたちを喜ばせたい」と語った。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ガザ3万人犠牲でも「仕方がない」? イスラエルの洗脳教育は〝成功〟なのか 日本在住40年、非戦論のイスラエル人が同胞の思考回路を分析した
47NEWS / 2024年4月29日 10時30分
-
殴打に電気ショック…水を求めると小便をかけられた イスラエル軍拷問の実態、ガザ市民が証言
47NEWS / 2024年4月21日 10時0分
-
ラマダン明けのイード休暇、4月10日から(バングラデシュ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月8日 15時0分
-
[社説]ガザ戦闘半年 国際世論喚起し停戦を
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月8日 5時0分
-
2023年10月7日から半年。ガザの「声」を聞いて下さい
PR TIMES / 2024年4月5日 15時15分
ランキング
-
1世界初 「月の裏側のサンプル採取」に挑戦 中国の無人月面探査機発射成功
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 20時44分
-
2米CIA長官がエジプト入り=ガザ休戦で協議か
時事通信 / 2024年5月3日 21時42分
-
3バイデン氏発言に抗議=「外国人嫌い」に「残念」―日本政府
時事通信 / 2024年5月4日 6時54分
-
4韓国慰安婦訴訟で追加提訴 日本政府に損害賠償請求
共同通信 / 2024年5月3日 17時6分
-
5「ウクライナには反撃の絶対的な権利」英キャメロン外相 ロシア領内への反撃に理解
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月3日 21時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください