新型免疫原性リスク評価プラットフォーム「ISPRI」、生物学的治療薬の開発を支援
共同通信PRワイヤー / 2024年4月2日 9時42分
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202404018861-O1-SsAQ76by】
プロビデンス(ロードアイランド州), 2024年4月1日 /PRNewswire/ -- 新規の生物学的製剤を開発するために、AIとジェネレーティブ・バイオロジーの力を利用する科学者たちは、免疫原性リスクを予測・管理するための計算ツールに期待しています。これは、臨床試験に先立って医薬品の有効性と安全性を確保するための候補化合物の開発プロセスにおける重要な特性評価ステップです。本日、「治療用抗体の免疫原性リスク評価とヒト相同性スクリーニングのためのイン・シリコ手法(In silico methods for immunogenicity risk assessment and human homology screening for therapeutic antibodies)」がmAbs誌に掲載され、この取り組みにおける重要な進歩を記録しました。この論文では、ISPRI(免疫原性スクリーニングおよびタンパク質リエンジニアリングインターフェース)ツールキット、すなわち前臨床開発段階の生物学的治療薬のイン・シリコ免疫原性リスク評価のためのウェブベースプラットフォームについて述べています。
EpiVaxの生物情報科学者たちにより長年にわたって開発されたISPRIは、統合された計算ツールで構成される安全なインターフェースを研究者に提供し、免疫原性の可能性の評価と軽減を効率化し、全体的な前臨床開発努力を加速するための体系的なアプローチを可能にします。
評価プロセスにおいて極めて重要な役割を果たす各ツールには、以下のようなものがあります。EpiMatrixはT細胞エピトープマッピング、ClustiMerはさらなる検査/脱免疫化に重要な可能性を持つエピトープ密集領域の特定、JanusMatrixはエピトープの特性評価(許容される可能性のあるエピトープや、Tregitopesのような積極的に免疫寛容を引き起こすエピトープの特定)、OptiMatrixは免疫原性リスクを軽減するための配列修正のために開発されました。
特筆すべきは、ISPRIツールは開発の異なる段階で適用可能であり、ハイスループット・スクリーニングのための初期段階の創薬から、IND申請や免疫原性に関する統合概要(ISI)の開発のためのリード候補の包括的評価まで、幅広く利用できます。
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