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「R-1 EPS」がインフルエンザウイルス感染による病原体の侵入を防ぐ肺上皮バリア機能の損傷を抑制

共同通信PRワイヤー / 2024年4月23日 14時0分


※1 多糖体:糖が鎖のようにつながったものです。菌が作り出す多糖体は菌体外多糖(Exopolysaccharides, EPS)といいます。OLL1073R-1株が産生するEPS(R-1 EPS)は、これまでに免疫機能の指標であるナチュラル・キラー細胞の活性を高める作用、インフルエンザウイルス感染を抑制する作用など、さまざまな免疫調節作用が確認されています。

※2 上皮バリア:上皮細胞は病原体の侵入を防ぐ物理的なバリア機能をもち、そのバリア機能には細胞間接着を担うタイトジャンクション(tight junction, TJ)が重要です。

※3 炎症性サイトカイン:サイトカインは細胞間の情報伝達を担うタンパク質で、その中で炎症を促進する方向に働くのが炎症性サイトカインです。

※4 ZO-1(Zonula occludens-1):TJ関連タンパク質の1つで、上皮バリア機能に重要な役割を担います。

※5 細菌の二次感染:インフルエンザウイルスなどのウイルス感染後に細菌(黄色ブドウ球菌や肺炎球菌など)に感染することです。

※6 第76回日本栄養・食糧学会大会、第18回日本食品免疫学会学術大会で発表しました。

※7 出典:Ishikawa H, et al. Lett Appl Microbiol, 2022, 74(5): 632-639.

※8 出典:Linfield DT, et al. Tissue Barriers, 2021, 9(2): 1883965.

※9 出典:Short KR, et al. Eur Respir J, 2016, 47(3): 954-966.


論文内容

【タイトル】

In vitroにおけるインフルエンザウイルス感染によるタイトジャンクション損傷に対するLactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1由来の菌体外多糖の影響

(In vitro investigation of the effects of Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1 exopolysaccharides on tight junction damage caused by influenza virus infection)


【方法】

 ヒト肺上皮由来培養細胞(A549)にR-1 EPS存在下、または非存在下でインフルエンザウイルスA/PR8 (H1N1)を感染させました。感染後の細胞を12時間培養し、細胞内のウイルス量を測定しました(図1)。また、細胞の炎症性サイトカインおよびTJ関連タンパク質の遺伝子発現量の測定、上皮透過性※10の評価を行いました(図2)。

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