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<11月29日は「#いいにくいことをいう日」> 第2回生理・PMSの本音と理解度調査

共同通信PRワイヤー / 2024年11月13日 16時0分

 「自身の生理痛やPMSについて周囲に言いづらいと感じる理由」について、調査結果によると「恥ずかしいから」と回答した方が10代では特に多くみられました[図2-2]。生理痛やPMSについて「言いづらい」と感じることはあるかと思いますが、ご自身が「言いづらい」以上に、相手からはもっと聞きづらかったり、話題の振り方がわからなかったりするものです。まずは深く考えずに自分から発信してみることが大事なのではないでしょうか。

 周囲の人と生理・PMSについて理解し合うために大切なことは、正確な知識を持つこと。そして生理痛やPMSは誰にでも起こり得るありふれた症状でありながら、症状の軽い方がいたり、“病気”として診断のつくような重い症状の方がいたりと、個人差が大きいものであると理解することです。その上で、例えば誰かに相談された時に、それが自分では経験したことがないものであってもまずは受け止める気持ちが大切だと思います。


■気軽に話せることが、ネットやSNS以外での“身近な”情報や対処の共有につながることも

 今回の調査では、約半数の人が以前より社会全体で生理・PMSについて「話しやすい風潮になったと思う」と答えています[図4]。フェムテックや月経関連商品の開発も進み、それに伴いSNSなどでの情報量が増えたためか、私自身も、年々生理やPMSに関して話しやすい風潮になってきていると感じます。診療の現場では、特に若年層での生理痛やPMSへの対策としての低用量ピルの認知度が高まっていると実感しています。

 生理やPMSについて気軽に話せるようになると、周囲の人たちに自分の状況をわかってもらえるという安心感が得られ、ネットやSNS以外での“身近な”情報が得られる可能性が高まると思います。実際に似た経験がある方がいれば、その対処の仕方や近隣の医療機関などの具体的な話が聞けるかもしれません。そういった意味で、気軽に話せる環境が整うことのメリットは大きいと思います。しかしながら、一部の職場ではハラスメント等に対して敏感になるあまり、生理関連事項はさらに話題にしづらくなった、というケースもあるようです。もっと理解が進むことで、よりよい環境づくりにつながるといいですね。


■この程度で病院に行っていいのかと気にせず、症状の悪化を感じたらまず受診を

 生理前後や生理中に感じる痛みやつらさは一人一人異なります。生理前後や生理中に感じたことのある症状について尋ねた調査結果[図9]では、生理を経験した人の84.9%がなんらかの痛みやつらさを感じていました。

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