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日本盲導犬協会が事業従事者の認識を初調査~盲導犬ユーザーを「受け入れる」意思を持つ人は半数にとどまる

共同通信PRワイヤー / 2024年12月9日 13時0分


 「情報提供(商品・サービスの説明など)」に対して懸念を抱いている回答者は、生活関連サービス・娯楽業が35.5%と最も高く、小売業が33.6%と続き、「コミュニケーション」に対する懸念も同様に、生活関連サービス・娯楽業が31.8%と最も高く、不動産賃貸業が28.8%と続きました。(図10-2,3)


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412081306-O26-AWLE9VCx


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412081306-O28-ZURU4zOU


 

 「勤め先が視覚障害のお客様が利用しやすい場所だと思いますか」という質問では、全体の68.7%が「利用しやすいと思わない」と回答しました。(図11)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412081306-O37-X7DvMr9m


 その理由としては、「段差が多い」「バリアフリーではない」「売り場の通路に物が多く置かれている」といった誘導への懸念と思われる意見や、「目が見えることを前提としたポップや説明書を使用している」「商品の販売が券売機で視覚障害者対応でないため」といった情報提供への懸念が多く見られました。

 「そもそも視覚障害者が利用したことがない」という回答もあり、実際にユーザーが施設を利用したことがあるかを聞いてみたところ、全体の81.7%が「ユーザーの利用経験がない」と回答しました。「ユーザーの利用経験がある」と回答した人を業種別で見てみると、交通機関(鉄道)が最も高く56.1%、次いで交通機関(タクシー)の32.4%、交通機関(バス)の30.0%と続きました。(図12)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412081306-O25-Jp5sv7Uj


 

考察3

 視覚障害者に接する機会の少なさ、それに伴う自身の接客スキルへの不安、さらには、職場の広さや設備といった環境面の課題も加わって、一定数の人が、視覚障害者への接客に対して高いハードルを感じていることがわかりました。視覚障害への理解を深める機会、誘導方法などのスキルを習得する機会があれば、不安の軽減につながるのではないかと考えます。 


 

まとめ 

 今回の調査結果から、盲導犬同伴の視覚障害者を拒否してしまう要因として、法律が十分に認知されていないことや、盲導犬に対する負のイメージが一定数存在することが明らかになりました。

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