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見た目は普通の揚げパン、割ってびっくり?中身の「色」に込めた京都のカフェ店主の思いとは

京都新聞 / 2024年4月5日 8時0分

揚げパン「マラサダ」の外見は何の変哲もない

 京都府亀岡市追分町の「ハワイアンカフェ HONU(ホヌ)」で売られている揚げパンは、サッカーJ1京都サンガFCを応援する思いが込められている。外見は何の変哲もないきつね色だが、中を割ってみると-。

 店は、サンガの本拠地・サンガスタジアム京セラ(亀岡駅北1丁目)から歩いて10分ほどの場所にある。マスターの浅田清之さん(70)はサンガサポーターで、店内にはユニホームやグッズが飾られている。

 揚げパンはハワイ名物の「マラサダ」(300円)。揚げたパンに砂糖がまぶされている。中は通常は白色だが、このパンはサンガのチームカラーと同じ紫色に染まっている。生地に紫芋の粉を混ぜているからだ。

 近くのうどん店が紫色の麺を作ったのに触発され、浅田さんが昨秋に考案した。特徴のふわふわとした食感を残すため、何度か試作をして粉の配合量を調節したという。

 浅田さんは「サポーターはもちろん、いつかはサンガの選手にも食べてもらえたらうれしい」と願っている。

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