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高校生が夜の学校で避難所設営訓練 仕切り組み立て・備蓄品運搬、生徒たちは何を思った

京都新聞 / 2024年4月7日 13時0分

パーティションの設営など避難所の運営訓練に取り組む生徒たち(向日市上植野町・向陽高)

 地震など災害時に地域の安全に貢献しようと、京都府向日市上植野町の向陽高の生徒たちが2月、夜の校内で避難所の設営や運営の訓練を行った。プライバシー確保や感染症対策に使われるパーティションを組み立てたり備蓄品を運び込んだりし、地域社会の一員としての責任感と自覚を高めた。

 大規模災害が近年増える中、対応について学ぼうと初めて開催した。2年生の希望者約30人が参加し、停電発生時を想定した動きも体験するため、夜間に行った。

 生徒らは体育館で、市が各小学校などに備蓄しているパーティションを手際よく組み立てていった。照明を消した真っ暗な校舎内を歩き、別の場所でアルファ米やクラッカー、ゼリーなど備蓄食を受け取って体育館に運び込み、試食していた。

 続いて、1月の能登半島地震で支援派遣の向日市職員が撮影した写真を見ながら、災害の実情を学んだ。参加した女子生徒は「学んだことを生かして率先して行動したい」と語り、別の女子生徒は「協力し合って動きたい。避難者が困ったことを話せるようにしたい」と話した。男子生徒は「地震で避難してこられた方が慣れない学校の校舎内を移動する際は、迷うかもしれないので案内したい」と力を込めた。

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