薬局で買える!薬剤師が教える「更年期対策の漢方薬」3つ

つやプラ / 2020年10月27日 21時30分

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40~50代で感じる更年期の不調。何となく最近調子が悪いと感じるのは、更年期によるものかもしれません。

更年期は、「エストロゲン」の分泌量が急激に減ってくる時期に多種多様な症状が出現するというのが特徴です。更年期障害の治療はいくつか方法がありますが、漢方薬を服用することもあります。

薬剤師の著者が、ドラッグストアで購入できる「更年期対策向きの漢方薬」をご紹介します。

■漢方薬の豆知識

漢方薬は、人により向き不向きがあるのが特徴です。

服用する人の体格や体質などを考慮してタイプが判断されます。体質に合えば効果を感じることができますが、体質に合わない場合は効果を感じない場合もあります。

複数のお悩みに対して改善効果を感じることができる点も漢方の特徴です。

■タイプの分け方

体質・体力・症状の現れ方などの個人差から分けられるのが「証」といわれるもので、特によく使われる証に「虚」「実」があります。

証に加え、身体の不調を司る「気」「血」「水」といわれる要素からタイプが判断されます。

■タイプ別!更年期対策向きの漢方薬

タイプ別によく用いられる漢方薬をご紹介します。

血虚タイプ:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血虚タイプは、栄養素である「血」が不足している状態を指しています。「色白」「貧血によるめまいや立ちくらみ」「身体が冷えやすい」「髪のうるおいが少ない」「爪が割れやすい」などの人がこのタイプの場合が多いです。

当帰芍薬散は、血行を良くして身体を温める漢方薬です。痩せ型で体力のない人に向いています。

頭痛、冷え、めまい、動悸などの症状の改善に用いられています。

気滞タイプ:加味逍遙散(かみしょうようさん)

気滞タイプは、「気」の巡りが悪く気が停滞している状態を指しています。「情緒不安定でイライラしやすい」「寝つきが悪い」「肩こりがある」「お腹の膨満感がある」などの人がこのタイプの場合が多いです。

加味逍遙散は、乱れてしまった気のバランスを整え血液循環をよくする効果が期待できると同時に、身体にたまった過剰な熱を冷やす効果が期待できる漢方薬です。体力が中程度で疲れやすい人に向いています。

イライラや眠れないなどの症状の改善に用いられています。

お血タイプ:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

お血タイプは、「血」の巡りが悪く滞り身体に栄養素が巡っていない状態を指しています。「シミやそばかすが気になる」「ニキビができやすい」「頭痛が絶えない」「肩こり」があるなどの人がこのタイプの場合が多いです。

桂枝茯苓丸は、滞った血の巡りを良くする漢方薬です。比較的体力のある人に向いています。

のぼせやホットフラッシュなどの症状の改善に用いられています。

今回ご紹介した漢方薬は病院で処方される他、処方箋がなくてもドラッグストアで購入することもできます。サプリメントではなく医薬品なので、服用中の薬がある人や身体に気になることがある人は薬剤師に相談してから服用するか決めてくださいね。

(薬剤師/抗糖化美容研究家 花田 真理)

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