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「デビュー作意外」「すごいふり幅」 全く雰囲気の違うマンガを描いたレジェンド作家たち

マグミクス / 2024年3月11日 18時10分

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■ハードなバトルのイメージが強い先生も描いていたエッチな作品

 誰もが知る有名作を描いた漫画家の過去作品を調べてみると、「この作品もこの作者なの?」と驚くことがあります。この記事では、よく話題になるふり幅の大きな作品を描いた3人の先生について振り返ります。

 1970年代に『デビルマン』や『マジンガーZ』などの代表作を世に送り出した永井豪先生は、代表的な作風が多彩な漫画家のひとりです。奇怪な能力を持つ人類の敵「デーモン」との戦いを描いた『デビルマン』や、2025年に実写映画の劇場公開も予定されているロボットマンガ『ゲッターロボ』のような作品もあれば、お色気要素も強い『キューティーハニー』や『ハレンチ学園』なども手掛けています。

 そんな永井先生作品で特に過激なのは、「全裸に深紅の仮面」姿の女性を主人公にした『けっこう仮面』でしょう。彼女はドキドキしてしまう格好で、女子生徒に「お仕置き」という名の辱めを与える「スパルタ学園」の教師陣に戦いを挑みます。

 名前だけは知っている方も多いでしょうが、大また開きで敵の顔面に目がけて突っ込む「おっぴろげジャンプ」を繰り出す姿には、改めて読み返した読者の「今だったら連載不可能」「マジンガーZと同じ漫画家とは思えない」など驚きの声が出ていました。当時裸の女性を主人公にした『けっこう仮面』の存在を知った時は、「女性にこんなことさせていいのだろうか……」と驚いた記憶があります。

 永井先生の『マジンガーZ』と同様に子供たちを夢中にさせたのが、巨大ロボットアニメの草分け的作品『鉄人28号』でしょう。原作者の横山光輝先生は、ほかにも超能力バトルを描いたマンガ『バビル二世』や、中国の歴史を扱った大作マンガ『三国志』などの作品を世に出しています。

「漫画の鉄人」とも称される横山先生は、国民的魔法少女アニメ『魔法使いサリー』の原作も手がけていました。同作は、魔法の国から人間の世界に遊びにやってきたサリーが、同年代の友だちと触れあって成長していく物語です。1966年に一度アニメ化されたのち、1989年からは第二期が放送され世代を超えて人気を博しました。

 読む順番は人それぞれかと思いますが、横山先生の作品『三国志』や『水滸伝』などで、血で血を洗うような争いを何度も読んでから、そんな漫画家が『サリーちゃん』では少女の成長物語を描いていたことを知ると驚かされます。全く毛色の違うテーマを描き分けていた器用さも、横山先生の偉大さのひとつでしょう。

 もう少し後の世代の作家だと、2023年からNetflixで実写版も公開された『幽☆遊☆白書』や、『レベルE』『HUNTER×HUNTER』で知られる冨樫義博先生も、ふり幅の大きな漫画家です。残酷描写や複雑な頭脳戦も見どころの作品を描いていますが、最初の連載作は「週刊少年ジャンプ」で連載されていた『てんで性悪キューピッド』で、こちらはちょっとえっちな作風でした。

 同作は、関東大極系鯉昇組の跡取り息子である主人公の鯉昇竜次が、スケベ養成の家庭教師として現れたえっちな悪魔のまりあと過ごすというストーリーです。

 今となってはその後の作品のイメージの方が強すぎますが、『てんで性悪キューピット』の後に『幽☆遊☆白書』を読んで驚いた世代の人も多いでしょう。大人向けな作品を描いていた冨樫先生の新連載が、妖怪をテーマにしたバトルマンガだと知った時には「とはいえ、お色気場面も出てくるのかな」と期待した記憶があります。

(LUIS FIELD)

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