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【漫画】ピエロが出会った“喋る機械” つらそうに坂道を登る姿に…やり取りが「素敵」

マグミクス / 2021年1月12日 19時10分

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■独特な世界観で絵本のような温かみのある物語

 ピエールは不思議な世界を旅しているピエロ。ボート乗り場で最終便を待っていたところ、不思議な喋る機械に道を尋ねられます。しかし、目的地までは急な坂。礼を言ってキュルキュルと音を立てながらつらそうに進み始める機械に、ピエールは心配になって……。

 ぴえ太さん(@camoy_ghost)が、Twitterで創作マンガ『道化師がボロボロのメカの道案内する話』を公開しました。この作品は、ピエロのピエールを主人公にした『赤鼻の旅人』シリーズの1編です。読者からは「素敵な世界観に惹かれました」「優しい世界で好きです」「心がすごく温かくなりました」などの感想が寄せられています。

 作者のぴえ太さんに、お話を聞きました。

ーーぴえ太さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 私は幼稚園の時から絵を描くことと動物が大好きで、動物が主役のマンガのような絵本のようなものを描いたりしてました(笑)。Twitterを始めた頃はイラストを頻繁に描いてましたが、そのうち一枚絵よりキャラクターを動かしたり、喋らせたりした方が好きだなと気付いたのでマンガも描くようになりました。

ーー『赤鼻の旅人』は、とても不思議な世界観の作品です。どのような思いから、このシリーズを描き始めたのでしょうか?

 シンプルに人外も道化師も好きだから「どっちも詰め合わせたマンガを作ろう!」と思って作りました。

ーー今回注目を集めた『道化師がボロボロのメカの道案内する話』は、どのようにして生まれましたか?

 主人公が港町で人じゃない何かに道を尋ねられてるイラストを描こうと最初はぼんやり思っていたのですが、人外の子のデザインを考えていくうちに、動かしたくなってしまって急きょマンガに変更しました。それを元にもっとキャラクターをどんどん掘り下げていったらこの物語ができました。

 描きたい断片的なシーンが何個もアイデアとしてあるので、物語を作るときはそれを好きなようにつなぎ合わせて描いていくのですが、でも物語の終盤は私自身もどうなるかわからないことが多いんです……いつもそうなんです(笑)。

坂道を登るしんどそうな姿に心配になって…(ぴえ太さん提供)

ーー投稿作品やツイートからは、ぴえ太さんのピエロへの深い愛着が感じられます。ぴえ太さんが感じているピエロの魅力は、どのようなものでしょうか?

 実は私も昔はどちらかといえば少し道化師が苦手だったんですが、数年前に鴨居玲という画家の展覧会がありまして、興味本位で行ってみたんです。そうしたら何枚か道化師の絵が展示されていたんですが、楽しげというよりふてぶてしさやどこか哀しげに表現されてました。それを見て道化師もこういう面があるのかと興味を持ち、調べたりして好きになりました。

 道化師の魅力は明るく楽しげななかに、ちょっと寂しさや哀しさ、狂気が見え隠れするところだと思います。

ーーそのほか、今回の作品やシリーズに対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。

 ほとんどのコメントで「優しい、ほっこりした」といただいて、なんだか自分が温かい料理を提供したみたいに思えて、私もほっこりしました。

 あと、もうひとつ挙げると「ピエロが苦手だったけどこれなら平気、大丈夫そう」とコメントしていただいたのがうれしかったです。私はほかにもピエロのキャラクターを描いていますが、この主人公のピエールはできるだけ怖くないように顔や立ち振舞いを意識して描いていたので、その通り受け止めてもらって良かったです。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 遅筆ですが、まだまだたくさんアイデアがあるので、皆様に楽しんでいただけるマンガを作っていきたいです。

(マグミクス編集部)

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