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花粉症による労働力低下の経済損失額は、1日あたり「約2340億円」…パナソニックの試算で判明

まいどなニュース / 2024年4月4日 16時20分

花粉症に起因する労働力低下の経済損失額は、1日あたり「約2340億円」 ※画像はイメージです(metamorworks/stock.adobe.com)

花粉症に起因する労働力低下の経済損失額は、1日あたり「約2340億円」――そんな調査結果が、パナソニック株式会社(東京都港区)が最新の民間給与実態統計調査(国税庁)や労働力調査(総務省統計局)を元に推計した「花粉症による労働力低下の経済損失額2024」で分かりました。

調査は全国の20~60歳までの花粉症の社会人1324人を対象に「パナソニック 社会人の花粉症に関する調査」と題して2020年1月にインターネットで実施されました。

花粉症の社会人1324人に対して、「花粉症の症状が自身の仕事のコンディションに影響していますか」と聞いたところ、全体の約8割が「影響がある」 (そう思う32.4%、どちらかというとそう思う46.6%)と回答。

また、1日のうち花粉症により仕事のパフォーマンスが低下していると感じる時間は平均で「約2.8時間」となりました。
※有効回答を元に算出し、1分以上1時間未満の回答は1時間、法定労働時間を超える8時間以上の回答は8時間として算出。

これらの花粉症による労働力低下の平均時間と、最新の民間給与実態統計調査(国税庁)や労働力調査(総務省統計)を元に試算した「花粉症による労働力低下の経済損失額2024」は、1日あたり「約2340億円」と推計されました。

   ◇  ◇

花粉症の主な症状について耳鼻科医の坂田英明医師は、「鼻づまりが持続すると口呼吸になりやすくなります。それが原因で頭痛や咬合の異常、夜間の睡眠などに影響が出てしまい、これらは直接的に集中力の低下にも繋がります。また、アレルギーによって自律神経の変調をきたした結果、生活リズムが崩れ、日常生活のパフォーマンスに影響すると言えるでしょう」と説明。

また、花粉症と睡眠の関係性について医師/睡眠専門家の坪田聡氏は、「睡眠中にも鼻がつまっていると呼吸がしにくく、睡眠が浅くなります。睡眠の質が悪いと、十分な睡眠時間をとっていても、日中の眠気が強くなります。さらに、睡眠時間が短すぎたり睡眠の質が悪かったりすると、免疫がうまく働きません。花粉症は免疫異常の1つですから、『花粉症→睡眠不足・睡眠の質の悪化→免疫異常がひどくなる→花粉症がさらに悪化』という負のスパイラルが起こります」と解説しています。

   ◇  ◇

【出典】
▽パナソニック調べ

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