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「学び伝えたい」神戸で「希望の灯り」分灯始まる 阪神大震災30年

毎日新聞 / 2025年1月11日 17時28分

「1・17希望の灯り」を分灯する人たち=神戸市中央区で2025年1月11日午後2時15分、久保玲撮影

 阪神大震災(1995年)から17日で30年となるのを前に、神戸市中央区の東遊園地で11日、犠牲者を追悼するガス灯「1・17希望の灯(あか)り」の火を各地の追悼行事に運ぶ「分灯」が始まった。

 この日は中学生や市民グループら約30団体が持参したランタンにろうそくで火を移した。市立渚中2年の西村茉桜(まお)さん(13)は学校での震災学習で希望の灯りについて発表するといい、「震災の記憶が風化しないように、私たちが学び伝えていきたい」と話した。17日まで計約60団体が参加する予定。

 希望の灯りは2000年1月に設置された。「被災した記憶や復興の歩みを後世に継承し続ける」という思いが込められている。【大野航太郎】

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