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『バレンタイン商戦』に異変!?カカオ豆の取引価格が2年で4倍以上に “値段の2極化”を考えるスイーツ店「お手ごろ価格の商品はクッキーにチョコをかけたり…」

MBSニュース / 2025年1月11日 9時15分

『バレンタイン商戦』に異変!?カカオ豆の取引価格が2年で4倍以上に “値段の2極化”を考えるスイーツ店「お手ごろ価格の商品はクッキーにチョコをかけたり…」

 バレンタインデー商戦に異変が!?背景にあるのは“カカオショック”です。

 1月9日、大丸梅田店で開かれたチョコレートの商品発表会。太陽系の惑星をイメージして作られた色鮮やかなショコラや、チョコが使われた羊羹もあります。約1か月後に控えたバレンタイン商戦の傾向は…

 (バレンタイン担当バイヤー 西口修さん)「カカオの値上がりということで影響を受けているところがあります。チョコレートなんですがチョコレートでない素材を入れながら楽しんでいただけるような工夫を(出店者の)皆さんにしていただいています」

 例年に比べて値上がりしているというチョコレート。その原因のひとつが“カカオショック”です。チョコレートの原料となるのがカカオ豆。おととし、その主要産地であるガーナやコートジボワールを天候不順やカカオの木を次々と枯らす病気が蔓延。深刻なカカオ豆不足により、いま世界中で争奪戦が起きていて、カカオ豆の取引価格はこの2年間で4倍以上に跳ね上がっているのです。

 大阪市西区にあるチョコレートスイーツの店「ショコラトリー・パティスリー ソリリテ」を訪ねました。店内には、産地や種類にこだわり、厳選したカカオ豆を使ったチョコレートやケーキが所狭しと並びます。カカオショックの影響について、店のオーナーシェフ・橋本史明さんに聞きました。

 (橋本史明オーナーシェフ)「ほとんどがチョコレートを使った商品なので、かなり大打撃は大打撃です。(今年のバレンタインは)楽しみもありますが、不安のほうが今年は非常に大きいかなと。価格の問題で『今年はやめておこう』とか、『誰かにあげよう』というのが控えられて、かなり(売り上げが)落ちるのではないかなと思うので」

 カカオショックにより、今回のバレンタインで準備する商品は「高価格」と「お手頃価格」の『値段の2極化』を考えているといいます。

 (橋本史明オーナーシェフ)「実際に仕入れ値が上がってきている中で、値段の中途半端なもの、間をとったものをやっていくよりかは、ハイブランドには自身のこだわりを詰め込んで、素材それぞれもいいもの、自分が納得いくものを加工していく」
 「(Qお手ごろ価格の方は?)なるべくチョコレートの仕入れ価格も抑えられるものを探して、クッキーにチョコレートをかけたりとか、焼き菓子でチョコレート味にしたりとか、技術的な部分でカバーしていけたらと思っています」

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