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【「光る君へ」吉高由里子インタビュー】まひろにとって道長は「この世にいる理由」 出産、源氏物語執筆…怒涛の展開演じる胸中

モデルプレス / 2024年8月25日 20時45分

― 吉高さんは本来左利きの中、右手で書を書かれていますが、利き手を超えて書きやすくなっていますか?

吉高:どうなんだろう?でも左手で書くのは無理だと思います。傾きも変わってきますし、膨らみも変わってくるので、「右の人はこっちに広がるけど、左の人は反対側に広がりやすい」など癖が利き手によって全然違うみたいで、もし今から左手で書いたら全然違う字になっていくんだろうなと思います。だから筆を育てる感じがすごく楽しいですね。…嫌だけどね!「いや~!」と言いながらいつも叫びながらやっています(笑)。

◆吉高由里子「光る君へ」後半の挑戦は母親役

― 前半では沢山習い事に経験したというお話もありましたが、後半で挑戦になったことは?

吉高:後半は子どもとの向き合い方ですね。為時(父・岸谷五朗)との関係性と同じことを自分もしちゃっているという連鎖もあると思いますし、子どもを育てることも初めてなので、自分だけだったらできる・できないの理解もあるかもしれないけど、人と人となると、「なんでこうなるんだろう?」と自分から生まれた子に対しての向き合い方に頭を悩ませることもあります。あとは作家として物語が思い浮かぶときに筆が踊るようにスピード感を持ってのるときと、全く書けないときの苦しい自分という悩みも後半に出てきます。

― まひろはなかなか結婚しなかったり仕事をしたいと思ったり、平安貴族の女性の中で異質な存在だと思いますが、吉高さんはまひろについてどう思われますか?

吉高:女性は家庭に入るのか入らないのかという波が来ると思うんですけど、仕事をしていて結婚をしてないから幸せじゃないとか、結婚しているから幸せだとかそういう価値観には囚われず、そこが全ての幸せだと感じていないところは、仕事をしていてそこに居場所があったからなのかなとも思います。まひろの行動についてはなんとも思わず自然と受け入れられました。

― 大河ドラマという作品は10代から始まってご自身の年齢を遥かに越える幅広い年齢を演じることになると思うんですが、その辺りの難しさは感じられますか?

吉高:私は母親になったことがないので、娘という立ち位置しか人生の中では経験したことがないので、子どもとぶつかったり、思春期を迎える娘と接したり、そういう家族の距離感や母親役は難しいなと思います。ドラマだとすごく仲が良い親子役の方が多いイメージだけど、(まひろと賢子は)ぶつかり合ったり口をきかなかったり、そういうぎこちないところがリアルで面白いと思って探り探り想像してやっています。

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