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【「光る君へ」吉高由里子インタビュー】まひろにとって道長は「この世にいる理由」 出産、源氏物語執筆…怒涛の展開演じる胸中

モデルプレス / 2024年8月25日 20時45分

― これからまひろは道長にとって妻でもなく妾でもなく「源氏物語」を書いていく仕事のパートナーのような関係に変わっていく中で、吉高さん自身はソウルメイトとはどんな存在だと思いますか?

吉高:2人はもう恋愛を超えている次元なので、戦友とかでもないですし、多分拠りどころなのかな。光と影の存在で、まひろが影の部分のときは道長が光っていて、まひろが光るときは道長が影で支えてくれている、そんな関係なんじゃないかなと思いました。

◆吉高由里子、まひろが「苦しかった今までが報われた」と感じたシーン

― 第32回で父の為時に「お前が女子(おなご)であってよかった」と言われてまひろが感動するシーンがありましたが、どんな想いで演じられましたか?

吉高:あそこはすごく大事なシーンでした。32回分やってきて、「お前が男だったらな」としか言われてこなかったまひろが、認めて貰いたい人はお父さんだったと思うんですよね。父親が学者じゃなかったら自分もこうなってはなかったと思っているだろうし、その遺伝子があったらこそ作家として注目される人物になったと思うので。やっぱり一番に認めて貰いたい人にその言葉を貰ってやっと「生まれてきて良かった」と思えた瞬間なんじゃないかなと、彼女にとってはすごく大きい一言だったと思います。女だからこそ内裏にも上がれて役目を貰って名前を貰って生きていけることになり、「ここにいて良いんだ」「居場所をやっと見つけた」とお父さんの一言で苦しかった今までが報われたんじゃないかなと思って台本を読んでいました。

◆紫式部にとっての清少納言の存在「ききょうは『しょうがない』がない人間」

― まひろにとってのききょう(清少納言/ファーストサマーウイカ)はどんな存在だと思いますか?

吉高:自分の(会話や学問の)レベルで話が合う友達ですかね。それまではやはり自分の話す速度やレベルを変えて倫子さんたちと遊んでいたと思うんです。華やかなところに憧れて飛び込んだは良いけど全然会話のレベルが違ったので、塞ぎ込んでいるわけではないけど皆に合わせた偽物の自分はいたと思っていて。だけどききょうさんは包み隠さず喋ってくれるのでそれが気持ち良いし嬉しいし、自分が喋ったことを理解してくれた上での面白さをお互い感じられる相手だったので、それがまひろにとってはドキドキワクワクする友達だったんじゃないかなと思います。今後、撮影するシーンでまたききょうの印象は変わってきちゃうかもしれませんが(笑)、ききょうは「しょうがない」がない人間だから、そういう何も囚われずに自分を貫ける芯の強さに、そこまで強くないまひろは憧れているんじゃないかなと思います。

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