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【「光る君へ」吉高由里子インタビュー】まひろにとって道長は「この世にいる理由」 出産、源氏物語執筆…怒涛の展開演じる胸中

モデルプレス / 2024年8月25日 20時45分

◆吉高由里子、まひろが「源氏物語」執筆を決意した理由

― 「源氏物語」を感じる描写も沢山あって楽しんでいるのですが、これから「源氏物語」にがっつり関わっていく中で新たな発見はありますか?

吉高:大石さんの思うツボですね(笑)。私はこの作品をやることになって「あさきゆめみし」(大和和紀作漫画)を勧められて読んだんですけど、やっぱり鳥籠が物語のスタートの鍵じゃないのかと思って。三郎と出会ったきっかけも鳥籠の小鳥を逃がしてしまったからだったという場面などは、文字で読んでいる人はそのシーンをどういう想像をして読んでいたのか、その想像に寄り添えた描写になっているのかなど、その答え合わせは気になるところでした。一体大石さんは(「源氏物語」をはじめとした関連資料を)何冊読んで、多角的に物語を進めているんだろうなと思います。

― 第32回は、当初まひろは帝のために物語を書いていたのが、「自分のために書くのだ」と決意する節目となる回だと思うのですが、吉高さんはなぜまひろが自分のために書こうと思えるようになったと解釈されましたか?

吉高:帝のために書いた物語が偽物っぽく感じたというか、自分の中での違和感というか「私じゃなくても書ける」と感じたんだと思います。それで書き方や向き合い方を変えてみたら帝のための物語でもなくなってしまって自分が面白い物語を書きたいと思ったんでしょうね。作家さんが「書きたい」と思う気持ちにたどり着くことはすごく大変なことだと思っていて、書きたい気持ちがあっても書きたいものが明確にならないと書けないと思うんですが、まひろはそこでバチッと出会ったんじゃないかなと。猪突猛進型の人間だと思うので、帝のためという当初の目的はどうでもよくなって夢中になって物語が頭の中に走っていたんじゃないかなと思いました。

― いよいよまひろが「源氏物語」を書き始めるシーンは、視聴者全員が楽しみに待っていたところだと思います。そのシーン含め今後の「源氏物語」に関する見どころを教えて下さい。

吉高:私が好きなのは第31回で「源氏物語」のアイデアを思いついたときの描写です。カラフルな和紙書や巻物がパラパラと落ちてくる演出なのですがそこは私も楽しみにしています。(今後の見どころとして)帝に献上する用に1冊の本ができるまでの過程を本当に時間をかけて撮ったので、観ていて面白いんじゃないかなと思います。こっちだって負けないくらいに綺麗な設えのやつを仕込みましたよ(笑)!(※取材会実施は第31回放送前)。

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