元整備士イチオシ! パパ・ママ友に200万円台で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】
MōTA / 2020年7月22日 14時20分
毎週水曜日連載の当企画は「〜万円あれば程度の良い外車が買えちゃう!」 をテーマに、中古車ならではのリスクにも精通する元整備士ライター 増田 真吾氏がご紹介! 無論、維持費は掛かりますが、その分“所有する満足感”を得て、カーライフを楽しみましょう! 今週はイケイケのアメ車“シボレー カマロ”をご紹介。えー、ファミリーカーでカマロ!? 家族と一緒に乗っているシーンを想像しながら、気軽に読んでくださいね(笑)。 ※当企画でのドヤはあくまでも自己満足を意味しています。
古き良きアメリカを再び!日本にも馴染み深い5代目シボレー カマロ
ご紹介するのは、2009年から2015年まで販売されていた5代目シボレー カマロです。カマロというネーミングの語源は、古いフランス語の「仲間」。こんなに大きく、たくましい仲間がいたらさぞ心強いことでしょう(笑)。
また、初代カマロはフォードマスタングと共に“ポニーカー”と呼ばるスペシャリティカーで、主にアメリカの若者をターゲットにした小型スポーツカーとして開発されました(このサイズ感で小型とはさすがアメリカン!)。
そして、この5代目カマロは、日本発祥の大人気ロボット映画「トランスフォーマー(2007年公開)」において、主人公サムの相棒であるバンブルビーに起用。 2002年に一度生産が打ち切られたカマロの復活と相まって、大きな盛り上がりを見せました。シボレー カマロのドヤポイントは2つ
ドヤポイントその1:古き良き時代を感じるマッチョなスタイリング
約7年間のブランクを経てデビューした5代目カマロの特徴は、古き良き初代カマロを彷彿とさせるデザイン要素が多く取り入れられていることです。薄いフロントグリルの奥にある丸形ヘッドライトや、大きく盛り上がったリヤフェンダーに加え、ロングノーズショートデッキのクーペらしいスタイリングは、まさにアメリカン!
さらに、そのこだわりはインテリアにも見られ、センターコンソールに配置された四角い追加メーターや、あえて独立したスピードメーターやタコメーターが、適度なレトロ感を演出しています。
でも2ドアクーペは家族を乗せられなくない!?
───デザインがカッコいいのは良いのですが、ファミリーで2ドアクーペは車内も狭いし、乗降性的にもキツく無いっすか!?確かに、近年のミニバンやコンパクトカーに比べれば、お世辞にも優秀とは言えません。
後部には2名分の座席があるとは言え、あくまでカマロはスペシャリティカー。
カマロにしかないロマンを求めるなら、ある種のワリキリは必須なのです!(笑)
ドヤポイントその2:これぞアメリカンなV型エンジン
アメ車特有の魅力と言えば、ロングストロークの大排気量のV型エンジン。歴代のカマロの中には6.6リッターという、ダウンサイジング全盛の現代からは想像もつかない大排気量エンジンが搭載されていたことがあるほどです。
日本に導入された5代目カマロは、最高出力327馬力、最大トルク38.4kgf・mを発生する3.6リッターのV6(DOHC)と、最高出力405馬力、最大トルク56.7kgf・m を発生する6.2リッターのV8(OHV)の2種類。
どちらも馬力よりトルクを優先したアメ車らしいエンジンで、国産車や欧州車とは違った加速感を味わうことができます。
でもアメ車って燃費が悪いからセカンドカーでも厳しくない?
───アメ車で燃費気にしたらいけない。とはいえなるべく低燃費が良い…という気持ちがぬぐい切れないです(笑)。真骨頂である6.2リッターV8エンジンの燃費は、高速道路で10.6km/Lと公表されており、実燃費の平均は約5.2km/L。
使用燃料がハイオクであることを考えると、やや現実的ではないという方も少なくないかもしれません。
ならば、レギュラー仕様の3.6リッターのV6モデルがオススメ!
公表されている高速道路での燃費は12.3km/Lで、実燃費は約7.6km/L。
もちろん最新のエコカーと比べてはいけないレベルですが、同年代のミニバンと同水準であり、“とんでもなく悪い!”というほどではありません。
シンプルにカッコいい5代目カマロの魅力
車がただ人と荷物を運ぶだけの道具として捉えるなら、今回ご紹介した5代目カマロは、真逆に位置する存在です。ではなぜカマロなのか? それは、車がオーナーの心を満たし、生活に彩りを加えることができる存在になり得るからにほかなりません。
もちろん、セカンドカーとして買うには、購入費用も維持費も決して安くありません。
ですが、2ドアクーペに乗る“カッコいいパパ、ママ”になることを夢見ても良いのではないでしょうか。
プラスαの余裕でさらに充実したカーライフを!
中古の外車を買うのなら、修理費や維持費が国産車より掛かる可能性は高くなるのは仕方ありません。ならば、購入予算とは別に、予備費は用意しておきたいところ。
そうすれば万が一の故障が起きても安心ですし、もし何も起きなければ、家族との旅行やカスタム費用に充て、さらに充実したカーライフを送ることができるのではないでしょうか。
[筆者:増田 真吾]
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