【人気SUV 内外装比較】注目の新型カローラ クロスと人気のヤリスクロス、デザインや内装など何が違う？

トヨタ 新型カローラ クロス vs トヨタ ヤリスクロス

2021年9月14日(火)、いよいよ国内で発売開始となったトヨタ 新型カローラ クロス。使い勝手の良いボディサイズ、充実した機能・先進安全装備、そして手ごろな価格設定で今話題のSUVだが、同社の絶賛大ヒット中のコンパクトSUV、ヤリスクロスとはどのような違いがあるのか？ 今回は、トヨタの注目車種2台の内外装の違いを写真ととも比較していく！

実際に購入検討するであろう、注目のトヨタSUV

トヨタ 新型カローラ クロスは、世界の大衆車ブランド“カローラ”シリーズ初のSUVとして誕生したモデル。2020年7月9日にタイでの発表を皮切りに、2021年6月には北米でも発表されていたが、このほど、遂に日本でも発売が開始された。

ヤリスクロスは欧州でRAV4、C-HRの弟分として登場。こちらもその名の通り、トヨタのグローバルコンパクトカー“ヤリス”のSUVモデル。2020年8月に国内導入されてからは瞬く間に人気のコンパクトSUVとして高い人気を誇っている。

外観比較

新型カローラ クロスのボディサイズは、全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mm。対して、ヤリスクロスのボディサイズは、全長4180mm×全幅1765mm×全高1560mm、ホイールベース2560mm。

ヤリスクロスはベースのヤリスとプラットフォームを共有した小さいサイズが魅力だが、後席スペースはファミリーで使うには若干狭い。だからと言って、これまでの上のサイズに位置するRAV4やハリアーのサイズ（全長4600mm×全1855mm×全高1685mm、ホイールベース2690mm）は大きいと考える購入検討層にとって、新型カローラ クロスはまさに絶妙な「ちょうどいい」間を取ったサイズに位置していることがわかる。

価格は新型カローラ クロスが199万9000～319万9000円で、ヤリスクロスが179万8000円～281万5000円。新型カローラ クロスは1.8リッター、ヤリスクロスは1.5リッターでどちらもハイブリッドモデルとガソリンモデルを揃える。

新型カローラ クロスの外観は、バンパーより下の高さまでにグリルを抑え、他の国内仕様のカローラシリーズに共通するオリジナルデザインのフロントマスクに、SUVとしての力強さを表現すべくフェンダーやサイドなどには樹脂パーツが装着されている。

ヤリスクロスは、フロントノーズが長く見え、スポーティーさよりも重厚感や存在感強めのフロントマスク。しかしそれほどクセは強くなく、小柄な割には立派に見せるデザインだ。こちらもカローラ クロス同様フェンダー周りに樹脂パーツなどが備わりSUVらしさが演出されている。

インパネ周辺比較

新型カローラ クロスのインパネは水平基調のすっきりとしたデザイン。パネル上面からドアのベルトラインまでフラットにつなげ、室内空間に広がりを感じさせる。

インパネ中央には、他のトヨタ車同様にディスプレイオーディオを標準装備。サイズは7インチで、ガソリンとハイブリッドそれぞれの上級モデル「S」と「Z」グレードにはメーカーオプション（2万8600円／税込）で9インチディスプレイも用意されている。

また、ガソリンとハイブリッドそれぞれ「S」と「Z」グレードにはメーカーオプション（11万円／税込）でパノラマサンルーフが設定されている。

ヤリスクロスでは、センターコンソールからディスプレイオーディオにかけての縦方向の流れを強調することで、力強さを表現。

インパネ上部には、ソフトパッドを採用するほか、温かみのある新素材フェルトをドアトリムに広範囲に配置し、上質で心地よい室内空間を実現している。

後席比較

新型カローラ クロスの後席は、2段階のリクライニング機能付き。前後スライドはしないが、センターアームレストがあってゆったりできる空間に。6：4分割可倒式となっている。着座位置も姿勢良く座らせる格好にパッケージングされ、膝まわりには十分なスペースを確保している。

ヤリスクロスはベースモデルがコンパクトカーのヤリスのため、小さなサイズの中で十分な荷室空間を確保する工夫が随所に加えられているものの、決して後席が広いという訳ではない。その一方で、Xグレードを除くZ、Gグレードでは4：2：4分割の可倒式とアレンジ面では新型カローラ クロスに勝る。

荷室比較

新型カローラ クロスの荷室容量は、5人乗車時でもクラストップレベルの487リットルを実現。荷物の積み下ろしのしやすさにもこだわり、荷室開口部は地面から720mmの高さに設定し荷物の積み下ろしが容易に行える。

ヤリスクロスの荷室容量は、5人乗車時で390リットル。ゴルフバッグ2個や大型のキャリーケース2個を積み込むことができ、先述の通りZ、Gグレードでは4：2：4分割の可倒式リアシートをアレンジすることで、さらにラゲッジスペースは拡張するほか、長尺ものなどの積載も可能となる。

ここまで新型カローラ クロスとヤリスクロスの内外装を比較してきたが、特に両車の細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。