新型カローラクロス 新車購入予算200万円台で憧れの"ベンツ”「メルセデス・ベンツ Cクラスワゴン」を買う選択肢はアリ!?[どっち買う!?]
MōTA / 2021年10月4日 17時0分
2021年9月14日に発売を開始した、トヨタの新しいSUV「カローラ クロス」。発売翌日には、月販目標4400台に対し受注が約1万3500台に達したことも発表され、話題性の高さと人気がうかがえる。筆者が思うに、カローラクロスがこれほど多くの支持を得ているのは、かつて販売の花形だった「ステーションワゴン」の基本形を上手く継承していることも、理由のひとつに挙げられるのではないだろうか。 そこで今回の「どっち買う!?」では、カローラクロス購入予算の200万円台で、5年落ち・5万キロ以内の好条件で買える魅力的なステーションワゴン、「メルセデス・ベンツ Cクラスワゴン」にフォーカスしてみることにした。
流麗なデザインと使い勝手を両立した「メルセデス・ベンツ Cクラスワゴン」
各セグメントにSUVを用意し、今やすっかりSUVメーカーという側面も持つメルセデス・ベンツ。しかし基本はやはり、後輪駆動を採用したCクラス、Eクラス、Sクラスの各セダン。同社の膨大なバリエーションも、その3種のセダンを軸に発展している。中でも、BMW 3シリーズ、アウディ A4などの強豪と激しい戦いを繰り広げてきたCクラスは、全長4.5〜4.6m台の使いやすいサイズ、求めやすい価格(安価ではないが)から、メルセデス・ベンツの中心車種として、世界中で人気を博している。
2021年7月には、日本国内で最新型となる5代目(W206型)の発売が開始されたが、今回の検索対象である2014年誕生の4代目Cクラス(W205型)でも、デザイン・装備・性能に古さは感じさせない。
古くから、セダンをベースにステーションワゴンを用意してきたメルセデス・ベンツの流儀に従い、4代目にもワゴンボディを展開。流麗なセダンのイメージをそのままに、使い勝手の良さを両立している。洗練された都市部のみならず、スポーツやアウトドアのシーンにも似合う一台だ。5年落ち・走行5万キロ以下・200万円台で検索!
Cクラスワゴンの検索にあたり、価格をカローラクロスの中心販売価格帯200万円台に設定。古い年式や距離が多い個体だと、トラブルの可能性も高くなるため、年式は5年落ち、走行距離は5万キロ以内とした。▼中古車検索条件▼
・メーカー車名: メルセデス・ベンツ・Cクラスワゴン
・モデル:2014年モデル
・年式:平成28(2016)年~令和3(2021)年
・走行距離:~最大5万キロまで
・価格帯: 200万円台
・修復歴:なし
(2021年10月1日現在 MOTA調べ)
思った以上のリーズナブルさ! 人気のディーゼルモデルも購入可能
中古車検索では、2014年モデルのCクラスワゴンは450台も登録されており、条件を問わなければ160万円台から購入できる。しかしここでは従来通り、5年落ち・5万キロの好条件に据え、カローラクロスの購入予算200万円台に絞ったところ、78台のCクラスワゴンがヒットした。(2021年10月1日現在 MOTA調べ)78台を詳しく見てみると、量販車種だった「C180 アバンギャルド」のほか、スポーティな「C180スポーツ」「C200スポーツ」が内訳の多くを占める。
C180とC200の主な違いはエンジンで、前者は1.5リッターターボ(156ps)、後者は2リッターターボ(184ps)を搭載していた。
サンルーフ付き! 装備が充実した「ローレウスエディション」は特に狙い目だ
さらにこの78台の中には、省燃費と高性能を高い次元で融合した2.1リッターディーゼルターボエンジン(170ps)を積む「C220d」、2017年に追加された特別仕様車の「ローレウスエディション」も見られる。装備面で充実しており、通常オプションのAMGラインの内外装に加え、ワゴンでは高価なパノラミックスライディングループも備わる。見つけたら特に狙い目のグレードとなる。また2リッターエンジンのハイブッリッドモデル「350eアバンギャルド」も、数台だがターゲットに入ってくる。なお2017年には、C180とC200のオートマチックトランスミッションが9速に進化していることにも注目だ。
参考までに、2016年6月時点でのC180アバンギャルドおよびC200スポーツの新車価格は、それぞれ560.2万円と639.6万円。350eアバンギャルドは812.8万円もした。それが、たった5年落ちの範囲内で、200万円台で買えるのだから、思った以上のリーズナブルさだ。
乗り込んでも、乗っても感銘深い「Cクラス」という選択肢
以前、「どっち買う!?カローラクロスとGLAクラス」でも記載したが、Cクラスもまた、ドアを開け、乗り込んだ時に「ああ、これはイイモノだ」と感じられるのは間違いない。質実剛健を旨とし、加飾が少なかった以前のメルセデス・ベンツ Cクラスに比べると、内装デザインのきらびやかさは別次元。好みはあるかもしれないが、多くの人には歓迎されるはずだ。
走りだしても、Cクラスの走行性能の高さに驚くかもしれない。このクラスのセダンにおけるベンチマークとして、各方面から極めて高い評価を受けるCクラスだけに、がっちりしたステアリングのフィーリング、安定した走りを感じることができるだろう。5年以内落ちの中古車となるが、検索対象の多くが安全装備のレーダーセーフティパッケージを備える。フルHDD、本革シートを持つ物件も多く、こちらも魅力がある。
購入後のメンテナンスや維持費に関して、国産車と異なる事情があるのは確かだが「カローラクロスを買おうと思っていたのだけど、同じ価格でCクラスワゴンを買えるのを知って、Cクラスにしちゃった!」なんてクルマ選びもできるのが、中古車の魅力と言えるのだ。
[筆者:遠藤 イヅル/撮影:茂呂 幸正、メルセデス・ベンツ日本]
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