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IHIとNEDOの「かいりゅう」が「シップ・オブ・ザ・イヤー2017 海洋構造物・機器部門賞」を受賞

MotorFan / 2018年7月22日 22時5分

IHIとNEDOの「かいりゅう」が「シップ・オブ・ザ・イヤー2017 海洋構造物・機器部門賞」を受賞

IHIと国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)が開発した、海流エネルギーを利用して発電する新たな再生可能エネルギー技術である水中浮遊式海流発電システムの100kW級実証機「かいりゅう」が、「シップ・オブ・ザ・イヤー2017 海洋構造物・機器部門賞」を受賞した。

 公益社団法人 日本船舶海洋工学会が授賞するシップ・オブ・ザ・イヤーは、日本で建造された船舶のなかから、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して毎年与えられるもので、今年で28回目だ。
 IHIとNEDOが開発した水中浮遊式海流発電システムの100kW級実証機「かいりゅう」が、「シップ・オブ・ザ・イヤー2017 海洋構造物・機器部門賞」を受賞した。このシステムは、豊富なエネルギー源で年間を通じて安定して流れる黒潮などの海流からの発電を実現する新たな再生可能エネルギー技術である。IHIとNEDOは、2011年度から本システムの研究開発に取り組んでおり、2017年8月には、鹿児島県十島村口之島沖の黒潮海域で、100kW規模の海流発電としては世界初となる実証試験に成功している。

 実証試験では、「かいりゅう」が想定どおりの性能を発揮することを確認できた。また発電性能だけでなく、海流特性や設置・撤去工事手法の精査などを含め、実海域でのデータも取得することができた。この実証試験の実績や本システムの独創性・革新性が評価され、今回の受賞に至った。

船名:かいりゅう
船種:海流発電システム実証試験機
船主:株式会社IHI、NEDO
建造会社:株式会社IHI
竣工年月日:2017年7月7日
Lpp × B × D - d:18.69m×27.0m×6.04m
主機:50kW永久磁石同期発電機×2
特徴的な艤装品:水中浮遊式浮体制御システム

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