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入社式を「暗闇の中」で開催、新入社員はどう感じた? その狙いも探った

マイナビニュース / 2024年4月7日 7時38分

画像提供:マイナビニュース

新入社員が社会人としてスタートを切る、4月1日の"入社式"。個性的な演出や趣向を凝らした入社式で新入社員を迎える企業もある。

賃貸住宅情報提供会社のCHINTAIもその1社だ。2014年度から実施している"暗闇入社式"を、2019年度以来、5年ぶりに開催した。

○入社式は「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」手法で進む

開催場所は、東京・港区にある、ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが運営する「ダイアログ・ダイバーシティ ミュージアム 対話の森」という施設。

2020年8月にオーブンした「アトレ竹芝」の1階に常設の施設内の"ダイアログ・イン・ザ・ダーク"と呼ばれる、完全に光を遮断した照度ゼロの暗闇空間で、アテンドと呼ばれる視覚障碍者の案内のもと、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って日常生活のさまざまなシーンを体験するソーシャル・エンターテイメントの手法を用いて行われた。

2024年度の同社の新入社員は、女性4人、男性3名。

代表取締役社長と副社長、取締役、執行役員各1名、執行役員、人事担当者各2名、広報担当者1名も加わった計15名の社員が2グループに分かれて、お互いの顔も表情も見ることができない真っ暗闇の中、協力し合って複数のアトラクションに挑んだ後、改めて新入社員に向けた激励の言葉や所信表明を行う入社式が行われた。
○入社式を暗闇で行う意図

アテンドのガイドのもと、暗闇空間に導かれたそれぞれのグループは、森をイメージしたスロープや入り組んだ道を助け合いながら進んでいき、たどり着いた場所でまずはラジオ体操による準備運動を行った後、ミニ運動会として"玉入れ"を行う。

その後は引退した本物のジーゼル車の車両の向かい合わせのボックスシート席で、"ふるさとへの旅"をイメージして、各々の出身地を紹介し合うなど、交流を深め合う。

その後は"新生活における理想の部屋"をイメージして自分の部屋に置きたいものを紙粘土を用いて創作。それらを言葉や触覚を頼りに紹介し合うことで、さらに個人個人の人となりを理解する交流が図られた。

そして最後に辿り着いたのが"CHINTAI高原"と名付けられた芝生の広場。目には見えないがその感触を確かめ、およそ90分のアトラクションを通じてすっかり距離が縮まった中で、円座となり、ソフトドリンクで乾杯し、暗闇でのコンテンツは終了となった。

CHINTAI 経営管理室 グループリーダーの浅野由里絵氏によると、暗闇入社式を最初に検討した当時は選考段階で1泊2日の合宿を行うなどユニークなプログラムを採り入れていたとのこと。

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