武田玲奈「『これは落ちる』と思わせる女性に」 狙ったオトコを100％強奪する探偵役に挑む

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女優の武田玲奈が、ABCテレビ・テレビ朝日のドラマ『あなたの恋人、強奪します。』(ABCテレビ：14日スタート毎週日曜23:55～、テレビ朝日：13日スタート毎週土曜26:30～、TVer・ABEMAで見逃し配信あり、ほか地域でも放送予定) で主演を務める。永嶋恵美氏による恋愛ミステリー『泥棒猫ヒナコの事件簿』シリーズを実写化する同作は、浮気、DV、モラハラなどによるクズな男性との恋愛トラブルを“強奪”という手段で解決し、助けを求める女性にそっと幸せを運ぶ痛快略奪エンターテインメント。

容姿から性格、声色までも変幻自在に操り、狙ったオトコを100％の確率で落とす探偵事務所・オフィスCATの社長で泥棒猫の皆実雛子＝ヒナコを演じる武田。今作の見どころや役どころ、女優デビュー10年目に突入する現在の心境を語った。

○原作で印象に残った主人公の台詞

――武田さんは原作小説を数年前から呼んでいたということですが、原作の印象を教えてください。

女性のお悩みを聞きながら相手を強奪していく、別れさせ屋とはまた違う新たなジャンルの物語だなと。ヒナコの台詞の一つひとつがすごく刺さって、考え方が素敵だなと思いました。

――特に印象に残っている物語はありますか。

リストカットしている依頼者の女の子が、「リストカットは悪いことだからやめなきゃ」とぽろっと言ったときに、「どうしてやめるの? それをしないとあなたは生きられなかったんでしょ? じゃんじゃん切りなさいとまでは言わないけど、生きるために必要なことは悪いことじゃないのよ」と説いていて、既成概念にとらわれていない考え方にはっとさせられました。普通なら有無を言わさず「やめなさい」と止めるようなことを別の視点から捉えたヒナコの言葉に、依頼者も救われていたので、そんな考えもあるんだ、と。

――ヒナコは「狙ったオトコを100％の確率で落とす」というテクニックを持った役どころですが、どう役作りをしていったか教えてください。

依頼者の彼氏や強奪対象のタイプを的確に当てていく、ヒナコの“人を見る能力”をしっかり伝えられたらと思いました。落とすために扮装したときは普段のヒナコと180度違った姿になるので、「これは確かに落ちるよね」と思っていただける女性になれたらと。あざとい女性からオトナな女性、はたまたロックな女性まで、振り幅が大きくて大変ではありましたが、やりがいも大きかったです。
○渡邊圭祐・渡邉美穂のおかげで和気あいあいとした現場に