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医師が解説、春うつをのりきる「今からできる」超実践法

マイナビニュース / 2024年4月19日 8時3分

画像提供:マイナビニュース

新生活を始めた「新社会人」の皆さん。この時期、体調不良を理由に医療機関を受診する方が特に多くなるという事実をご存知ですか?

4月、5月は、暖かくなり過ごしやすくなる一方で、1日の寒暖差が激しく、その環境の変化に体がついていかれずに身体的なストレスを感じがちです。

また、新社会人として規則正しい生活をよぎなくされ、会社では常に先輩や上司に気を遣いながら、新しく仕事を覚えなければなりません。プライベートでも一人暮らしを始め、周囲の人間関係や生活環境の変化に戸惑う方も少なくないはずです。

そう、春はいくつもの負荷が精神的にも肉体的にも同時にかかることで体調を崩す恐れがある時期なのです。

そんなこの時期に発症するうつ病を、私は「春うつ」と呼んでいます。今回は、春うつについて、詳しくお話していきます。
○新社会人を襲う「春うつ」の症状

「春うつ」チェックシート
いくつもチェックが入るひとは、注意してくださいね。
□寝つきが悪い。途中で目が覚める。朝早くに目が覚める
□疲れやすく、休日に休んでもなかなか疲れがとれない
□ご飯がおいしいと思わなくなった。食欲がない
□仕事に集中できない、仕事の効率が上がらない
□ミスや忘れ物が多くなった
□仕事以外の趣味やプライベートが今までのように楽しめなくなった
□家族や友人、同僚とも、関わりが減っている
□何をしても楽しく感じない

○春うつを引き起こす仕組みは、実は「かくれ栄養失調」にあった!?

新生活を始めた社会人1年生がみんな体調不調を引き起こす訳ではありません。この時期クリニックを訪れる春うつの患者様は、新社会人に限らず、ほぼ全員栄養状態に問題があります。

例えば、新年度から単身赴任生活を送っている男性の場合、ファストフードなどの外食かコンビニでの食事が中心に。また、部署が変わり残業が多く帰宅時間が遅くなり夕飯を食べる時間が不規則になったそうです。

また、新社会人の方であれば、一人暮らしになりコンビニ食がほとんどとなったり、朝ギリギリになってしまい、朝食は食べていないと、いったりした状況でした。

このように、欠食もしくは偏った食生活により、からだの栄養状態のバランスが乱れていたのです。

人間の体、特に脳は、タンパク質やDHAといった脂質、ビタミンB6、ナイアシン、そして鉄、亜鉛といったミネラルなど、様々な栄養素が必要です。

それらの栄養素が偏った食事からでは十分に摂取できない状態となり当然、脳の働きやパフォーマンスが落ち、肉体的にもエネルギーを十分造れない状態に陥っているわけです。
そこに、新たな人間関係や新たな仕事、新たな生活などなど、いくつもの負荷が精神的にも肉体的にもかかるわけですから、とっても対応しきれないですよね。つまり、春うつの原因は、ズバリ、「かくれ栄養失調」から来ているのです。

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