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探偵モメゴト事件簿 第5回 【完全同居の末路】姑息なトメと小トメの“狡猾トラップ”にハマッた夫…サレ妻は逆襲できるのか

マイナビニュース / 2024年4月27日 7時0分

大介さんはというと、家族仲が良く、妹を可愛がっているため、美和さんの訴えに最初こそ耳を貸していたものの、今では「そんな事言っても仕方がないんだから、何とか上手くやってくれよ」と言うばかり。当てになりません。それどころか、仕事や付き合いを理由に、平日の帰宅が遅くなり、休日も美和さんをおいて1人で出かけることが増えたのです。

そして発覚したのが、大介さんの浮気。さらに追い討ちをかけるように、信じられない言葉が、トメコトメから発せられたのです。「アンタみたいなのが嫁じゃ、そりゃ浮気もしたくなるよ」「お前が出て行けばいいのに。新しいお嫁さんは若くて可愛いからいいね」
……若くて可愛い? なぜ、あなた達がそれを知っている? 美和さんが違和感を覚えたその瞬間から、今回の報復ストーリーは始まりました。
○鬼トメ、鬼コトメ、そしてだらしないプリンとシタ夫

読者の皆さんもお気づきでしょう。そうです。なんと夫である大介さんの不倫相手は、コトメの友人だったのです。この不倫相手の女性をプリンと呼びます。バツイチのプリンはコトメの長年の友人で、大介さんと美和さんが結婚する前に何度も家に遊びに来たことがあり、トメとも面識があります。清楚なメイクやシンプルな服装でダークヘアのボブの美和さんとはかなりタイプが異なる、いわゆる女子力が高いタイプの女性ですが、前夫と離婚したものの、独り身でしっかり働いて自活していくというより、お金がないから実家に身を寄せる、でも実家はうるさいから出て行きたい、誰かいい男性いないかなという感じで再婚希望のようです。

ここで、美和さんのことが邪魔で仕方ないコトメが画作します。「お兄ちゃんとくっつけちゃえ。そうすれば、うざいアイツがいなくなる。お兄ちゃんに捨てられろ。ざま〜」
そして、何ともゲスな娘の発案をたしなめるどころか、トメも乗っかります。「そうねえ。辛気臭い美和より華もあるし、コトメちゃんとも仲良しだから家が明るくなるわ。大体、大介が小中学校で好きになった女の子って確かギャルだったじゃない」

さらに信じられないことに、大介さん自身が、コトメの御膳立てとプリンからの猛プッシュに満更でもなく、数回飲みに行った後、酔った勢いで関係を持ってしまいました。さすがに我に帰り、一旦は会うのをやめようとしたのですが、コトメから「お兄ちゃんひどいよね。私の友達を泣かせるつもり?」と責められ、美和さんとトメコトメの板挟みに悩み、また仕事、ワンオペ家事、義家族との不和で疲弊した美和さんとの喧嘩が増えたのを機に、またプリンとの関係を再開してしまったのです。初めは美和さんへの罪悪感にさいなまれていた大介さんも、徐々に、「家の居心地が悪いんだから仕方ない」「俺の家族と仲良くできない妻にも問題がある」「結婚してから、見た目にも手抜きすぎじゃないか」と、サレ妻である美和さんに責任転嫁するようになり、離婚、再婚、または独身者として自由を謳歌するという考えがよぎるようになりました。
○無力感に打ちひしがれる必要はない

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