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探偵モメゴト事件簿 第5回 【完全同居の末路】姑息なトメと小トメの“狡猾トラップ”にハマッた夫…サレ妻は逆襲できるのか

マイナビニュース / 2024年4月27日 7時0分

なんとひどい。ここまで読んで、憤慨していらっしゃる方も多いでしょう。こんなことがあるなんて、なんて恐ろしい。そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。
トメコトメがしたことは決して許されませんが、しかしながらこれをトメやコトメ、あるいは夫の立場から見ると、こう言えなくもないのです。

仲の良い家族。息子に甘い母親。立派に成人しても家族を大事にする息子。ずっと背中を見てきた父親と同じ職種を選んだ息子。ブラコン、シスコンと言われるほど仲の良い兄妹。完全に平和な家族に一つの不協和音。それが美和さんです。美和さんがいなくなれば、一家は元の平和を取り戻すであろうことは事実。

結婚というのは両性が親の戸籍から離れ、新たに家族を作ることだろう。親離れしない、子離れできない家族に問題がある!苦しんでいる妻に対し知らぬ存ぜぬどころか不倫など、最低の夫だ! そんなお子ちゃまに結婚する資格などない! このように怒り心頭の方もいるでしょう。そのとおりです。

しかしながら大介さんのようにずっと実家暮らしで仲良し家族であった場合、また完全同居で自分は何一つ環境も責任分担も変わらず結婚がスタートした場合、新たに一から家族を作っていくという責任感が希薄になるのは当たり前といえば当たり前なのです。物事は一長一短。生活費や子育て、将来の介護を考えれば、同居にもメリットはあります。
と物事を俯瞰的に見ようとする人であればあるほど、このようなハラスメントと裏切りを受けても、自分も悪いのではないかと考えてしまいがちです。まして日々、嫌味を言われ家の中で孤立していれば、正常な判断力が削がれていきます。そうして無力感が増して、引き下がるしかないと考えてしまいがち。

でもこのトメとコトメとプリンの奸計は、許すべきことではありません。どんな言い訳も、この事実のまえには無意味です。

トメとコトメとプリンとシタ夫をどう成敗するか。これは依頼主である美和さんが今後どうしたいかによって、いくつかの選択肢があります。一部をご紹介しましょう。

作戦A:離婚。プリンとシタ夫、それぞれへの慰謝料請求。こちらは不倫の証拠がある以上、問題なく行えます。加えて、コトメへの慰謝料請求。慰謝料支払を回避するために、義実家によるサレ妻の帰責事由でっちあげへの対策。もちろん、共通の知人には事の顛末を知らせましょう。

作戦B:再構築。この場合、プリンとシタ夫を別れさせる必要があります。また、コトメとトメの悪事を義父(ウト)に知らせることも大切。必要であれば、親戚やご近所、勤務先などにもコトメとトメの悪巧みがバレる流れも作りたいところ。
このようにこれまでの経緯、状況、依頼者の希望する着地点など丁寧にヒアリング、調査し、複数の工作プランをしっかり練った上で、ターゲットを追い詰めます。もちろん、想定外のことが起きることも稀にありますが、人間心理を知り尽くしたプロの工作員は慌てず怯まず、作戦変更します。

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