導入から3カ月、新NISAの利用率は46.4% - 毎月の積立額は?

画像提供：マイナビニュース

400Fは4月18日、「オカネコ 新NISAの利用意向調査2024年4月」の結果を発表した。調査は4月4日～7日、同社運営の家計診断・相談サービス『オカネコ』ユーザー1,294人を対象に、WEBアンケート方式にて行われた。

2024年1月から新しいNISA制度が導入されたことを「知っている」と回答した人は90.7%と、1月時点(86.6%)から4.1ポイント上昇。また、「新NISAを利用している」人の割合は、前回調査(37.8%)から8.6ポイントアップの46.4%だった。

新NISAでは、つみたて投資枠の年間非課税投資枠が40万円(月3.3万円)から120万円(月10万円)になったが、新NISA利用者に毎月の積立金額を教えてもらったところ、最多は「9万円以上～10万円未満」で36.2%。毎月の積立平均額は5万8,628円となった。

一方、新NISAを利用していない人(45.4%)に理由を聞くと、「利用するまでの手続きが面倒・億劫だから」、「これまでのNISA制度での投資分で充分だと感じている」、「新NISAの制度が自分にはあっていないと感じる」(いずれも26.7%)が上位に。自分にあっていないと感じる理由としては、「年齢的に長期投資に適さない」といった年齢が理由のケースが多くを占めた。

また、「新しいNISA制度とこれまでのNISA制度の違いがわからず、具体的な行動に移せない」(16.7%)と回答した人は、前回調査より7.3ポイント減少し、認知率は上がっていることが明らかに。

さらに、投資・資産運用をしていないと回答した人に、その理由を尋ねたところ、39.5%の人が「資産運用の知識がなくやり方がわからない」と回答。前回調査(44.7%)より5.2ポイント減少しているものの、引き続き投資・資産運用について手続きや情報面でのサポート不足により行動に移すことができない人が多いことが分かった。
（CHIGAKO）