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富士通が提言、SXと事業成長を両立する「チェンジメーカー」への4ステップ

マイナビニュース / 2024年4月24日 8時47分

チェンジメーカーを目指すための4つのステップ

富士通は今回の調査結果を受けて、チェンジメーカーとしてSXを進めるための4つのステップを示した。まずステップ1では、組織のパーパスを策定して達成目標を明確にする。長期的な視点を持ってSXから得られる価値の全体像を見通す必要があるという。パーパス実現のためのミッションを定めることで、短期的な財務の視点のみにとらわれることなく、社会へのより大きな価値提供が目指せる。

ステップ2では、SX戦略を策定して目標の達成に向けた行動を推進する。地球環境と社会にプラスの影響をもたらしビジネスを成長させる目標を明確にし、そのために必要となる財務目標を戦略に落とし込む。

ステップ3では組織内部でのデータ利活用の成熟度を上げる。組織内のデータの整合性を確保し、これらのデータを活用してビジネスプロセスの詳細な分析を行うとのことだ。また、データを可視化する際にはAIを活用してシナリオをシミュレーションすることで高度な分析ができるようになる。テクノロジーを活用したアジャイルな意思決定が重要となる。

ステップ4では、組織の枠組みを超えてデータ利活用のコラボレーションをする。ここでは、データを中心とした組織間連携を行うために、明確な共通のデータフレームワークを使用することを推奨している。

富士通のコーポレートマーケティング統括部でシニアマネージャーを務める駒村伸氏は今回の調査結果について、「前回の調査よりもSXを優先事項とする企業・組織が13ポイント増えており、確実に態度変容は起きていると考えている。日本では、SXはコストがかかる取り組みととらえられる場合が多く具体的な成果にまでつながっていない傾向があった。だが、今回の調査でSXと事業の成長を両立しているチェンジメーカーの傾向を明らかにしたことで、この2つの両立の実現性を示せたのでは」とコメントしていた。
(熊谷知泰)



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