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MODE、IoTデータを生成AIでデータ抽出する「BizStack Assistant」提供

マイナビニュース / 2024年4月26日 13時5分

画像提供:マイナビニュース

米国と国内に拠点を置くMODEは4月24日、クラウド上に蓄積されたIoTデータ等を、ChatGPTを使って、チャット型インタフェースでデータ抽出できるアシスタントサービス「BizStack Assistant」(ビズスタック・アシスタント)を、5月1日から提供すると発表した。価格は5月1日までに決定する。

「BizStack Assistant」は2023年11月1日よりベータ版の提供を開始し、これまで西松建設やパナソニックなど4社が利用してきたが、今回、評価や改良を終え、正式版としてリリースする。
「BizStack Assistant」とは

同社はこれまで、センサーから集めたIoTデータなど現場のデータを、クラウド上に自動で蓄積できるソリューション型IoTプラットフォーム「BizStack」を提供してきた。これによって、これまで人が巡回しデータを集めたり、監視したりしてきた作業を自動化した。

「BizStack」に蓄積されたデータは、これまでダッシュボード形式で表示できたが、導入企業からは「現場で仕事をする作業員はパソコンの前に常にいるわけではない」、「コンピューター言語を知らないと設定が難しい」などの声があったという。

こうした背景から、工事現場や点検の見回りなどPCが使えない現場でも、生成AIを通じて現場状況をチャットベースでデータを確認できる「BizStack Assistant」を開発した。

表示できるデータは、温度や風速、消費電力などの時系列データやカメラ映像など。また、マニュアルや過去のQ&A等を登録しておけば、操作方法などの問い合わせもできる。さらに、時系列データのグラフ化、定型の日報などの作成、リアルタイムデータの集計なども行える。

生成AIは、現在はChatGPT 3.5を利用しているが、同社はこれにこだわりはなく、より良いLMM(大規模マルチモーダルモデル)が出てきた場合は、そちらに切り替えられるような仕組みになっているという。また、UIとして利用しているチャットは、Teams、Slack、direct(L is B)など、普段使っている製品も利用できる。

MODE プロダクトマネージャー 渡辺飛雄馬氏は「BizStack Assistant」の強みについて、次のように述べた。

「今までIoTデータを確認する際には現場に行ってコンソールを見たり、Webにログインして、自分の見たい可視化範囲を指定して表示させたりしなければならなかった。しかしが、BizStack Assistantによりいつも使っているチャットアプリケーションの中でIoTデータを確認できる。また、少しタイピングするだけですぐに回答が返ってくる。これが『BizStack Assistant』が提供している大きな価値になる」

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