「午後の紅茶」が6年ぶりにリニューアル - スリランカの紅茶葉へのこだわりを紹介
マイナビニュース / 2024年6月10日 13時22分
キリンビバレッジは、紅茶飲料売上本数No.1ブランドである「キリン 午後の紅茶」の「ストレートティー/ミルクティー/レモンティー」の味覚・パッケージデザイン・容器を2018年以来6年ぶりに大刷新する。2024年6月18日より全国発売するのに先駆け、「午後の紅茶 戦略発表会」を開催した。
○●キリンビバレッジならではのCSV経営
「『午後の紅茶』はおいしい紅茶飲料という価値だけではなく、社会課題の解決に貢献しているブランドでもあります」と話すキリンビバレッジ 代表取締役社長の井上一弘氏は、午後の紅茶を含むキリンビバレッジならではのCSV経営について紹介する。
国内における飲料市場は、人口減少の影響によって縮小する見込みであり、インバウンド需要の増加や健康ニーズの拡大などによって市場が好転する可能性はあるものの、「将来の見通しは不透明で難しい」という。そういった環境が今後も続くことが予想される中、キリンビバレッジが消費者に愛され、生き残っていくためには、「キリンの強みを最大限に活かしたCSVの実現が不可欠」との見解を示す。
CSVは“Creating Shared Value”の略で、社会課題の解決と経済価値を両立し、成長の次なる推進力にするもの。「キリングループは、様々な食、サービス、取り組みを通じてCSV経営を推進しており、従業員ひとりひとりがCSVを実践する力を持っている」という井上氏。中でもキリンビバレッジは、清涼飲料を通じて、子供から大人まで、幅広い層に価値を提供する会社であり、グループ内でもCSV経営を牽引する立場にあるという。
キリンビバレッジでは、「おいしい飲み物を通じて、お客様の心と身体の健康に寄与したい」という想いから、すべての事業活動の上位概念として、「お客様の毎日に、おいしい健康を。」という【お客様との約束】を設定。キリングループが標榜するヘルスサイエンス事業の成長を支援する意味でも、同社がはたす役割は大きく、極めて重要だとの認識を明らかにし、キリンビバレッジのCSVを伸ばしていくためには、従業員のマインドが大切であるとした。
さらに、「現場と本社の連携強化も重要」だと指摘。現場で気づいた課題を本社に共有し、適切な戦略を組み、それを現場で展開するといったPDCAを高速で回すことが必要であり、「戦略を実現するには、本社が描いている設計図が現場に伝わり、しっかり腹落ちできる実行感が大切」であり、中長期的には、現場から新たなCSV事業を起案するようなボトムアップ型の取り組みも進めていきたいとの展望を明かした。
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