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アドビ、「PDFの日」イベントでAcrobatのAIアシスタント日本語版の開発表明

マイナビニュース / 2024年6月17日 22時14分

なお、AIアシスタント機能を利用する場合、いちど文書をクラウドに送り、そこで文書の解析を行います。その時点で、ユーザーがその文書を読んで考えるであろう疑問などがすぐに提示されます。それ以外に、たとえば「休憩に関する規定はどんなもの?」という質問を投げれば、文書内から休憩に関する規定を探し、その内容を要約して回答してくれます。その回答には元文書の対応部分へのリンクも設定されているため、元文書を参照してその回答が正しい内容であるかを検証することもできます。

AIアシスタントに与えるプロンプトによっては、「検索された回答をスタッフに共有するための電子メールメッセージ文章を作成する」といったことも可能です。

こういった英語版での機能に続いて、現在開発中のAIアシスタント日本語版の動作デモも行われました。AIアシスタント日本語版はこの数日前に動作するものができたばかりということで、この日が初公開。PDFについて解説している日本語の文書から「PDFを利用するメリットは何か」という質問の答えを見つけるなど、英語版で利用できるものと基本的に同じ機能が日本語で利用できるようになるとのことです。

最後に岩松氏からは、「PDFをAIで活用するために」として、AI(AIアシスタント)で活用するために望ましいPDFについての話がありました。表や文字がイメージ(画像)として使われていたり、複数カラムの段組みが設定されている文書が正しく解釈されていなかったりするPDFでは、AIも正しくPDFから情報を取得できないそうです。そういった問題の起きない“精度の高い”PDFをAcrobatで作成してほしいとして、岩松氏はデモを締めくくりました。

ここで竹嶋氏から、AIアシスタント日本語版の開発表明があらためて行われました。リリース時期や機能の詳細は未定とのことでしたが、「みなさまご期待いただければと思います」と竹嶋氏は話していました。

そしてここからは、「私のイチオー業務川柳」キャンペーンの応募結果発表となります。ゲストとしてお笑いコンビ・ミキの二人も登場し、最優秀作品と、20の入選作品が発表されました。

最優秀作品は「電子書類 印刷手書き 再スキャン」というもの。PDFには追記などをする機能があるのにも関わらず、こういった無駄な仕事が発生しているというよくある状況を切り取った作品です。入選作品の中で気になったものは? と問われると、亜生さんは「空気読み お辞儀ハンコで ヨイショする」、昴生さんは「役員の 会議資料は フルカラー」という作品を選んでいました。

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