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eスポーツ企業の経営統合で何が変わる? 「CELLORB」誕生の経緯と今後の展望を聞いた

マイナビニュース / 2024年7月10日 11時8分

――ときど選手が取締役としてCELLORBに参画していますが、どのような経緯で取締役になったのか、また、取締役としてどんな活動を望んでいるのでしょうか。

鈴木:ときど選手の取締役就任は私がお願いしました。CEOとかCOOとか、クリエイティブだったらCCOとか、それぞれの分野において役員がいるじゃないですか。ときど選手はチームプレイオフィサーに将来的になってほしいと思っています。

プレイヤー側から会社を支えてくれる人がほしいと考えており、業界を見渡してみてもそれを行える力量と器を持っている人がときど選手以外に見当たらなかったんです。もちろん、私の知らない選手で該当するプレイヤーはいるかもしれませんが、せっかくTOPANGAと経営統合して、一緒にやるのであれば、是非ともときど選手に役員になってほしかったんです。

豊田:TOPANGAのときから、ときど選手は業界をよりよくするため、ゲームやeスポーツの地位を向上させるために、いろいろ考えて行動していました。それを取締役として発信して、活動の幅を広げるのもいいんじゃないかなと伝えたら、ときど選手には「そういうことであれば」と役員就任を快諾してもらいました。もちろん、プレイヤーとしてやっていくことが活動の中心です。

鈴木:将来的な面も含まれています。新たにeスポーツシーンに入ってくる若い選手は、すでにプロ選手やプロチームが確立した状態で入ってきているんです。なので、ブームではないときからプレイしているときど選手やマゴ選手には、スポンサー活動の重要性、人から注目を集めるためにやるべきことなどを伝えてもらい、eスポーツを拡大、継続していくためのお手本になってほしいと思っています。

――VARRELとしては、TOPANGAが加わることで対戦格闘ゲーム部門が手厚くなったと思いますが、今後、ほかのジャンルを強化するためにほかのチームを引き込むことはあるのでしょうか。

鈴木:参加タイトルを増やすかどうかは、抱えるリソースを考えてからですね。現状すでにマネージャーがそうとう疲弊していると思います。まだ若手のマネージャーがいきなりときど選手の担当となれば、それだけ緊張するわけですよ。なので、そこらへんをクリアしてからです。

最近の新規参入としては、『PARAVOX』ですね。国内のトップチームが参入しているところには入っていきたいと思っています。ただ、先ほども言いましたが、無理はさせられないので、マネジメント体制を整えてから。まずは現状のチームをしっかりさせることが最優先です。

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