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数千万円の損になることも! 不動産鑑定士が教える『相続税と不動産購入の落とし穴』

マイナビニュース / 2024年7月16日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

一般の人にとって、不動産の売買や相続は、一生のうちにそう何度も経験するものではありません。しかし、大きなお金が動く機会でありながら、不動産の知識がないために、何百万、何千万という金額を損してしまうケースもあるようです。

そうした不動産問題や不動産の知識をわかりやすく伝えるため、不動産鑑定士の泰道征憲氏と、YouTube登録者数70万人を超える同じく不動産鑑定士の中瀬桃太郎氏は、2024年6月21日に書籍『悪魔の不動産鑑定』(クロスメディア・パブリッシング)を発売。今回は著者のお二人に、相続や不動産購入において気を付けたいポイントをお聞きしました。

■ネット社会の昨今でも、不動産業界はブラックボックスの部分がある

━━不動産鑑定士とはどのようなお仕事で、 普段どのようなお客様とお付き合いがあるのでしょうか。

中瀬さん: 我々は不動産鑑定士として活動していますが、メインの事業は不動産会社なんです。ですので、両方の業務とそれぞれにおいてお付き合いのあるお客様をご紹介しますね。

まず、不動産鑑定士には色々な業務がありますが、不動産の適正価格を査定し、鑑定評価書を書くというのがメインの仕事になります。

こちらの業務では、一般の消費者よりも銀行やファンド、資産運用会社など企業と関わることが多いですね。あとは、市区町村や国など行政の案件を担当することもあります。一般の方とお付き合いする機会が少ないので、よく「不動産鑑定士って何してるの」と言われます(笑)。

不動産会社としては、主に不動産売買と不動産相続の2つの事業がメインになります。お客様は、地主さんや資産家の方、経営者の方などが多いです。また、これから不動産を相続する予定の方や不動産を売買する方にも対応しています。それと、弁護士や税理士など他士業の先生からのご紹介もあります。

━━弁護士や税理士の先生と一緒に仕事をされるという形でしょうか。

中瀬さん: それもありますが、弁護士さんが担当されているご相談者様から、「鑑定評価書を作ってくれませんか」と依頼されたり、 税理士さんから「あの土地の価値を教えてもらえませんか」と聞かれたり、そういったことがよくありますね。

泰道さん: 相続税申告・対策については、主に税理士の先生が担当します。相続税申告や、相続税に伴う節税、相続税対策ですね。その相続税対策の中で比較的効果が大きいと言われているのが、不動産の運用なんです。不動産をうまく活用すると、それこそうん百万円から数千万円の相続税が変わるんですよ。資産家の方や地主さんというのは不動産をたくさん持っていますので、不動産の活用というのが相続税対策の肝になってきます。

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