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数千万円の損になることも! 不動産鑑定士が教える『相続税と不動産購入の落とし穴』

マイナビニュース / 2024年7月16日 11時0分

また、不動産売買の成功談としては、ここ10年ぐらい前にマンションなど不動産を買っている人、特に1都3県や大阪などの主要都市で買っている人は、基本的にみなさん成功していますね。マンション価格は一気に高騰していて、10年前に「この場所でこの金額は高すぎる、買う人いないよ」と言われていたマンションが、今では1.5倍や1.8倍になっていますので。
■「資産価値が保てる物件」の3つの特徴とは

━━不動産鑑定士の目から見て、「資産価値が保てる物件の特徴」とは何でしょうか。

泰道さん: 資産価値が保てる物件の特徴は、主に3つあります。まず1つめが「人口が増えているエリア」にある物件、2つめが「再開発が起こっているエリア」にある物件、3つめが「土地の価格が上がっているエリア」にある物件です。

「人口が増えているエリア」は、そこに住みたい人が増えていて需要が高まっているので、価値は上がっていくと想定できます。「再開発が起こっているエリア」は、基本的には町並みがきれいになっていきますし、児童施設や商業施設なども整備されていくので、人口が増えていくだろうと予想できます。

「土地の価格が上がっているエリア」にある物件も資産価値が保てる物件の1つですが、これについては「地価公示」を見ると、その土地の価格が上がっているか下がっているかがわかります。この地価公示というのは、我々鑑定士が土地を査定し、毎年国土交通省が発表している土地の水準を示す資料なのですが、それを見ていただければ価格の上がっている土地を知るのに役立つと思います。

━━不動産の購入にあたって、最低限チェックしておくべきことは何でしょうか。見ておきたい資料や周囲の状況などもあれば教えてください。

泰道さん: 見ておくべき資料については、今お伝えした3つですね。たとえば、地価公示はGoogleで「地価公示」と検索すればすぐ出てきます。人口の推移についても、たとえば「○○区 人口の推移」と調べると、 それぞれの市区町村が情報を出してくれていますので、こちらもすぐわかります。

再開発については、「○○駅(最寄り駅名) 再開発」と調べると、こちらも市区町村が情報を出しています。

また、中古の戸建てを買うのであれば、修繕履歴を見ておいたほうがいいですね。古い物件ですと屋根の隙間から雨が入ってきて漏水したりしますので、築30年ものなどであれば、途中で防水工事をしてきちんとメンテナンスしているかという確認も大切です。

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