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不倫相談士は見た 第2回 PTAは不倫の温床? 恋に狂った妻には届かない“ダブル不倫の絶対ルール”とは

マイナビニュース / 2024年7月4日 16時0分

しかしながらここにきて、新たな悩みが桜子さんに生まれました。まず、夫のことが鬱陶しくてたまらなくなってしまったのです。面白いもので、桜子さんから誘っても「疲れてる」とスキンシップや夫婦生活を拒否していた夫は、桜子さんの気持ちが離れていくに従い、3人めを作ることを提案してきました。この人に抱かれたくない。そうはっきりと自覚した桜子さんは、隆司さんと一緒になれたら……と考えるようになります。

一方で、隆司さんのような肉食系男性にとり、桜子さんとの関係は心地よく「お気に入り」ではあるものの、長くなるほど他の女性にも興味を持ってしまいます。過去数回、他のママが彼に接近していることに気づいた桜子さんは、あらゆる手で妨害しました。その中にはモラルに反したやり方や、一歩間違えれば警察沙汰になったり訴えられてもおかしくない犯罪スレスレの嫌がらせも。その一部をご紹介しましょう。

桜子さんが隆司さんと付き合いだして3ヶ月が経とうという頃、PTA内で不穏な噂が流れました。前年度までPTAで会計係を務めている田中さんという女性が、隆司さんの会社でパート社員として働き始めたが、どうやら田中さんは母子家庭で、以前から隆司さんに好意を寄せていたというのです。隆司さんの妻が悪阻など体調不良であることを理由に、お惣菜やお弁当を手作りして差し入れていることも、桜子さんの気持ちを逆撫でしました。「出過ぎた真似をするんじゃないわよ! 妻を何だと思ってるの? 泥棒猫!」と、なぜか自分のことは棚に上げて義憤に駆られた桜子さんは、率先して田中さんの悪い噂を広めたのです。皆の何となく冷ややかな目線を田中さんがはっきりと感じた頃、PTA、学校長宛、教育委員会に怪文書が届きました。それは田中さんによる経費横領の疑いと、相手男性については名を伏せたまま不倫関係を厳しい言い方で指摘するもので、調査と適正な処分がされないならメディアに話すつもりという内容でした。その後、一身上の理由で会計役を辞した田中家は、夏休みを挟み、転校してしまいます。

田中さんの件の時は一方的に、あの女が隆司さんを誘惑している、けしからんと憤慨した桜子さんですが、程なく、隆司さんが浮気症であることを思い知ります。隆司さんのスマホとSNSを覗き見したところ、自分以外に少なくとも二人の「彼女」がいることがわかったのです。一人は隆司さんの取引先で働いている20代独身の派遣社員で、既に深い関係が数ヶ月以上続いており、もう一人は最近関係がスタートしたばかりと見られる、転校生の母親でした。自分よりずっと若い女性と、海外帰りの元駐在妻。華やかな二人に対し、女としての嫉妬がメラメラと……。彼を奪われたくないという焦りと、とにかくあの女がムカつく、許せないという理不尽な憎しみに、桜子さんは恐ろしい行動に出ます。

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