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米国で創業したMODEが目指す生成AIを活用するIoTの世界とは?

マイナビニュース / 2024年7月5日 7時0分

画像提供:マイナビニュース


MODEは2014年に米国のシリコンバレーで設立され、顧客のビジネスのIoT化を実現するためのパッケージソリューションを提供している。国内にも拠点を持ち、主要製品であるIoTプラットフォーム「BizStack」はパナソニック、西松建設、リコー、あいおい同和損保など、さまざまな大手企業に採用されている。今年4月に約12.8億円の資金を調達し、続く5月には、チャット型インタフェースのBizStack Assistantを提供開始した。そこで、来日したCEOの上田学氏に、ビジネスの現状と今後の展開について聞いた。

上田 学(うえだ がく)
米MODE CEO/Co-Founder
早稲田大学 大学院卒。日本で就職した後に渡米し、2人目の日本人エンジニアとしてGoogle入社、主にGoogleマップの開発に携わる。その後Twitter(現、X)に移り、エンジニアディクターとして公式アカウント認証機能や非常時の支援機能などのチーム立ち上げ、開発チームのマネジメントを経験。2014年、Yahoo!出身の共同創業者のイーサン・カン氏とシリコンバレーを拠点にMODEを設立。

なぜMODEを設立したのか? なぜ、IoTなのか?

--GoogleやTwitter(現 X)でのエンジニアの経験で、現在のビジネスに役立っていることはありますか--

上田氏: :GoogleやTwitterで働いてきた経験をもとに、チームやプロダクトの作り方、カルチャー、社員のやる気を出す盛り上げ方は取り入れています。米国企業の人は楽天的なので、基本的には性善説で、良い環境を作れば、頑張ってポジティブにやってくれるところがあります。自由で力が出せる環境を作っていくところやアイデアを拾い上げて育てていくところも取り入れています。

--MODEを2014年に設立されましたが、エンジニアを続けていくのではなく、起業した理由は何でしょうか--

上田氏: :Twitterではエンジニアリングディレクターをやっていました。私と同じレベルのディレクターは6人いましたが、TwitterがIPOをすると、一仕事終えた雰囲気になり、半分のディレクターは退職して起業しました。そういう話を聞いて、自分でもできるのではないかと思い起業しました。

--起業する際、IoTに着目した理由は何だったのでしょうか--

上田氏: :もともと旅行が好きだったので、最初は旅行のスタートアップを起業しましたが、なかなかユーザーがつかなくて、3カ月程度で、息抜きにRaspberry Pi という小さなコンピュータを買って触り始めました。当時、カリフォルニアは水不足が深刻だったので、庭に水をまくスプリンクラーの制御をRaspberry Piで作り始めたのがIoTに取り組んだきっかけです。

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