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電通デジタルがウランバートルにAI開発の拠点設置 - なぜモンゴルに? 現地で話を聞いた

マイナビニュース / 2024年7月26日 10時0分

2015年には日本最大級のハッカッソンに優勝して頭角を現す。2016年には山本氏がモンゴルの大学生・高等専門学生に向けて、同国初のAI講座を開催。データアーティスト社を拡大する基礎をつくる。その頃、DDとの取り引きもスタートしたという。アマルさんは「データ分析事業において初めてクライアントになってくれたのがDDでした。私も汐留の本社オフィスに出向しました」と当時を振り返る。

――アマルさんが考えるDDAMの強みは?

まず優秀なメンバーが揃っています。現在の社員は95名ですが、国際数学オリンピックのメダリストも複数在籍していますし、社内に英語が堪能な社員は93%、日本語を話す社員も75%います。独自の人材ネットワークを活かして、リファラル採用で組織を強化できている部分も大きなポイントです。縦のつながりと言いますか、海外留学からモンゴルに戻ってきた後輩に対して、エージェントを介さずに直接アプローチできているんです。

具体的な業務に関して言えば、AIの実装の速さが私たちの強みです。手を動かす速さも重要ですが、いま大事にしているのは、クライアントのニーズを正しく読み取ることだと思っています。クライアントからやりたいことを聞き出して、まだ詳細が固まっていない段階から一緒に考えていく。こうすることでお互いにとって良い結果が生まれますし、結局のところ、一番速くゴールにたどり着けると感じています。

――チームを率いるうえで、大事にしていることは?

DDAM=単なるシステム開発の会社ではなく、事業そのものを開発する会社にしたいと考えています。AI開発の領域を磨きつつ、クライアントとのコミュニケーションを密にして、またチーム内でも頻繁に情報交換することで、色んな可能性を引き出していけたら。まだまだ奮闘中です。

近年、AIの開発に情熱を燃やす若手社員も続々と入社しています。でも私が大事にしたいのは、どうやって世の中にそれを実装して、クライアントのどんな思いを実現したいのか、という部分です。

――会社の規模は、今後も大きくしていきますか?

現在、DDAMには95名の社員がいます。実は、年明けは50名弱でした。ほぼ倍増していますし、2024年末には120名まで伸ばしたいと思っています。今後3年間はAI開発に大事な時期ですので、倍倍ゲームを続けたい思惑があります。2025年は社員200名、2026年は400名、2027年は800名が目標です。

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