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電通デジタルがウランバートルにAI開発の拠点設置 - なぜモンゴルに? 現地で話を聞いた

マイナビニュース / 2024年7月26日 10時0分

一方の山本氏は、大学院の入試時に面接官と話した内容を明かした。「私は初めに応用化学、そして生物化学も専攻しました。やがて物理化学で半導体を知り、最後に人工知能を研究しました。当時、私ほど専攻をころころと変わる人はいなかったんです。ずっと同じ研究を続けている人が偉い、と言われていた時代です。そこで面接官に、社会に適応できるか心配されていたわけです。でもそれは違うと。すでに欧米では自分のキャリアを変化させながら可能性を探っていくことは一般的な常識でした。

そこで『もし仮に、これでボクの人生が台無しになったとしても構わない。でもそれで日本でも上手くいくことが証明できたのなら、後に続く多くの学生のためになる。だから私はこの選択をしました』と答えました。このエピソードで何が言いたかったのかというと、自分が失敗しちゃう恐怖よりも、自分が失敗したことによって周りに気付きを与えられるなら、そっちのほうが大事ということです。ある1つの事例になりたい、という思いでこれまで生きてきました。だから若い人には、どんどんトライして欲しい。でも、やっぱり自分が『楽しい』と思うことをやらないと、人間は長続きしません。いま自分がやっている仕事に、どう理由づけしたら、自分の思い描く『楽しさ』が実現できるか。そんな観点も大切にしつつ、キャリアについて考えてもらえたら良いと思います」と話した。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
(近藤謙太郎)



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