1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

電通デジタルがウランバートルにAI開発の拠点設置 - なぜモンゴルに? 現地で話を聞いた

マイナビニュース / 2024年7月26日 10時0分

――日本のメンバーから刺激を受けることはありますか?

はい、たくさんあります。モンゴル人は、もともと遊牧民でした。だから、おおざっぱなときがあるかも知れません。でも日本人は、細かいところにも気配りできる。資料づくりでは誤字脱字に気が付き、文字の大きさ、位置もきちんと揃えます。それによりクライアントに正しい情報が伝わりますし、安心感も与えられますし、いつも見習っています。

――仕事で心がけていることは?

AIの話題になると、つい複雑で難しい内容になりがちです。でもクライアントは、現場の開発者だけではありません。ときに社長、役員、管理職クラスの社員さんを相手にすることもあります。誰にでも分かりやすい話をしたいので、押さえるべきポイントを押さえながら説明することを心がけています。

――今後、仕事を通じて実現したいことは?

DDはデジタル広告にも強い企業です。一方で、まだモンゴルではデジタル広告の分野が未熟だと感じています。日本のデジタルマーケティング業界は、モンゴル人の私からすると、飛び抜けて先進しています。だから、いまとても貴重な現場で学ばせていただいています。

個人としては、今後、モンゴルでもデジタルマーケティング分野が発展してくれることを願っています。将来、この業界で自分なりの貢献ができるような、そんなところまで成長したいです。
○■DDAMに期待することは?

そして最後に、代表取締役社長執行役員の瀧本恒氏にも話を聞いた。

――チームを率いるうえで、考えていることはありますか?

一番大事にしたいのは、「メンバーの皆んなに仕事を楽しんでもらいたい」ということです。グループには、いろんな部署で仕事に携わる社員がいます。そして担当業務やプロジェクトが大きくなればなるほど細分化されていく。だから、ともすると「これは世の中にどう役立っているんだろう?」という、やっていることの意味が見えづらくもなることもあると思います。

そんなとき、マネージャーのようなポジションの方に、あるいは同僚に「この仕事ってクライアントにどう役立って、結果として生活者にどう役立っているんだろうか」「世の中を、どう豊かにしているんだろうか」と聞いてもらえたら良いですね。目の前の仕事、自分に課された作業だけを見つめていると、その仕事の面白さ、充実感というものが、つい、失われてしまいます。こちらでも、そのあたりを丁寧にマネジメントしていきます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください