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電通デジタルがウランバートルにAI開発の拠点設置 - なぜモンゴルに? 現地で話を聞いた

マイナビニュース / 2024年7月26日 10時0分

そのうえで、チームメンバーと協働していく喜び、上司や部下と協力しながら仕事を進める楽しさ、自身が成長していける充実感、そんなところにも仕事の面白さを感じてもらえたらと思っています。組織としては、常に風通しを良くしながら、上下関係というよりは仲間意識を高め、皆さんが力を発揮できる環境を整えていければと考えています。

――DDAMには、どんな期待をしていますか?

昨年(2023年)4月に正式に仲間に加わってもらいました。そのおかげで、社内のAI化が急ピッチで進んでいます。今後、ますますAIは進化を続けますが、私たちはDDAMの力によってAIについて、業界の誰よりも詳しく知ることがで出来ています。

電通グループは現在、グローバルで145以上の国と地域に展開しています。DDAMには、是非そのハブとなってもらいたいですね。たとえばグローバルプラットフォーマーとつながり、また私たちが提案する『∞AI』(ムゲンエーアイ)を世界に発信する役割も担って欲しいと思っています。

モンゴルでは、まだデジタルマーケティングが大きなマーケットにはなっていません。まっさらな状態なので、そこにチャンスがあると思っています。これは提案ですが、さまざまなPoCを自由にやってもらうことで、ひょっとしたら新しいAI広告代理店のような雛形を作れるんじゃないか。モンゴルで作ったものを世界に展開していく、そんな将来にも期待しています。

○■社長の特技は、まさかの……

ちなみにこの日、DDAMのオフィスでは瀧本社長、そして同社 執行役員 データ&AI部門長の山本覚氏を囲んだ社内ミーティングが開催された。若手社員から「学生時代は、どのようにキャリアを設計していましたか?」という質問があがると、瀧本社長は「自由に生きていました(笑)。実はピアノが得意でして、ピアノ教室で生徒さんにピアノを教えていたこともあります。でも教室が倒産してしまったので、生徒さんたちを引き取って、一時期はピアノ教室を経営していました」という意外すぎるエピソードを披露。オフィスには社員の驚きと笑い声が沸き起こった。

「いろいろ経験してみたい、という思いが強かった学生時代です。その後、就職した会社では初めに人事の仕事をして、インターネットの黎明期に入ると情報通信の部署に異動願いを出しました。グループ会社の経営、M&Aなども経験しています。若い時代にいろいろチャレンジした経験が、いまに活きていると感じます」(瀧本社長)

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