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テレビ制作会社苦境の中で右肩上がり、UNITED PRODUCTIONSが「日本一のコンテンツサプライヤー」へ仕掛ける次の一手

マイナビニュース / 2024年8月2日 6時0分

テレビ制作会社同士の合併はあまり事例がなく、ディレクターという業種が職人気質な部分もあって、風土が大きく異なる企業が一緒になることは、「めちゃくちゃ難しくて、そこは苦労しました(笑)」と吐露。

特に、イメージフィールドに関しては、民事再生手続を行った経緯に加え、ドラマ・映画の制作会社ということもあり、「文化が全く違う」事態に直面。「当初は自分の声が全然届かず、のれんに腕押しのような感じで、リーダーシップを発揮するのが難しかったです」という上、2020年春にはコロナ禍に突入したことで、「これからという時に二重苦のような感じで、経営者としては非常に苦しんだ時期でした」と振り返った。
○『トークサバイバー!』がターニングポイントに

そんな厳しい時期を乗り越え、コロナも落ち着き、社員と丁寧なコミュニケーションを重ねることで、「2022年くらいから、ようやく一枚岩となってきて、フランケンシュタインのようなつぎはぎロボットのような状態から、本当に超合金合体マシーンのように機能するようになってきました」と手応えが。それを象徴するコンテンツが、この年に制作を担当した、元テレビ東京の佐久間宣行氏プロデュースによる『トークサバイバー! ~トークが面白いと生き残れるドラマ~』(Netflix)だった。

「佐久間さんとはテレ東時代から『あちこちオードリー』を制作してお付き合いがあったのですが、『トークサバイバー!』はドラマとバラエティが一体になった番組なので、弊社がドラマとバラエティの両方のプロダクション機能を持っているということで、お話を頂きました。Netflixも、ドラマ部分とバラエティ部分を別々の会社に発注することは想定していなかったようで、両ジャンルをしっかりつくれるプロダクションとして選んでいただいたのだと思います」

『トークサバイバー!』は今年2月にシーズン3の制作も決定する人気シリーズとなり、「どんどん規模も大きくなっていって、売上としてもインパクトのある作品になりました」と、ターニングポイントの1つになった。

2022年は、人気バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ)がレギュラー化した年でもある。翌年には、大型特番『FNS27時間テレビ』のメイン番組となって結果を残し、コア視聴率(13~49歳)の強さが評価され、同局の「社長賞」も受賞するなど今やフジの看板番組となっている。

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