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テレビ制作会社苦境の中で右肩上がり、UNITED PRODUCTIONSが「日本一のコンテンツサプライヤー」へ仕掛ける次の一手

マイナビニュース / 2024年8月2日 6時0分

そんなテレビ愛を抱く森田社長は、近年「オワコン」とも言われ、大きな曲がり角に差しかかるテレビ業界をどう見ているのか。

「私はまだまだ全然可能性があると思います。昔みたいに世帯視聴率20%をとる番組がどんどん出てくるというのは難しいですが、『不適切にもほどがある!』(TBS)や『VIVANT』(同)など、しっかりヒットが出る構造になっているし、社会現象を巻き起こすほどの影響力があるのは、やっぱりいまだにテレビが一番ですよね。ただ、“テレビ局至上主義”から“コンテンツ至上主義”に時代がシフトしてきている。テレビで流れているからなんとなくみんなが見ているという時代から、本当に面白いコンテンツだから見る。一方、面白くないものは全く見られない。これは至極正常で、コンテンツが正しく評価される時代になったと思っているんです」

コンテンツの評価が、デバイス間にとどまらず、国境を越えて行われるようになった今、「“日本のテレビ”だけで切り取ると狭いけど、世界規模で見ていくと、コンテンツのマーケットはむしろ広がっているので、そこに勝機があるはず。戦いの場を世界に移せば競合も増えるし、相手は世界レベルに。より戦いは厳しくなっていくことは必至ですが、世界の舞台で打ち勝てるように、私たちは“日本一のコンテンツサプライヤーになる”というミッションを掲げています」と決意を語っている。

●森田篤1978年生まれ、埼玉県出身。幼少期を米国で過ごし、早稲田大学卒業後、01年に丸紅入社。同年12月に退社し、02年にテレビ制作会社・シオンに転職。『ぐるぐるナインティナイン』『行列のできる法律相談所』などの制作に携わり、08年に映像制作プロダクション・フーリンラージを設立。『しくじり先生 俺みたいになるな!!』『櫻井・有吉THE夜会』『マツコの知らない世界』などの番組や、映画、CM、MVなど映像制作事業を展開する。19年にKeyHolderグループに入り、傘下の制作会社と合併してUNITED PRODUCTIONSに社名変更。現在は同社代表取締役社長のほか、親会社であるKeyHolder取締役副社長、UNITED PRODUCTIONSの子会社であるTechCarry及びmacaroniの取締役も務める。
(中島優)



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