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テレビ制作会社苦境の中で右肩上がり、UNITED PRODUCTIONSが「日本一のコンテンツサプライヤー」へ仕掛ける次の一手

マイナビニュース / 2024年8月2日 6時0分

TOKYO ROCK STUDIOでは、海外共同制作の開発がすでにいくつか進んでおり、今月1日には、ハリウッドや日本のトップクリエーターが集結し、世界に初めて原爆の真実を伝えたアメリカ人ジャーナリストのジョン・ハーシーと広島の谷本清牧師のヒューマンドラマを描く劇映画『WHAT DIVIDES US』(原題)の制作発表会見が広島で行われた。

「テレビが緩やかにシュリンク(縮小)していくのを何もせずただ傍観するのではなく、先を見越した指針として “グローバル戦略”と“IP(知的財産)戦略”を掲げました。一朝一夕に成し得ることではないので、2022年から事業が盤石になって勢いがあるうちに、そこにチャレンジしていこうというものです」と狙いを明かす森田社長。

さらに、「映像のヒットコンテンツをもっと作っていくためには、今のリソースだけでは足りません。“グローバル”と“IP”というテーマでしっかりと実績を作っていく必要があると思っています」と、今後も積極的にM&Aを進めて事業規模を拡大していく方針を示した。

●大手総合商社からテレビ業界へ「一度しかない人生だから」
森田社長は、新卒でテレビ局を第一志望にしたが縁がなく、海外での仕事を希望して第二志望だった総合商社の丸紅へ2001年に入社。花形部署である飼料穀物課に配属されたが、海外赴任まで6年間ほど時間を要すると聞いた上、テレビ制作会社に入社した幼なじみから聞く仕事の話がいつも楽しそうだったという。

そんな中、9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生。人生観を変えられた森田社長は「一度しかない人生だから、やりたいことをやろうと思って一念発起しました」と丸紅を入社9か月で退社し、幼なじみの口利きもあってシオンに転職した。

『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ)のADからスタートすると、「やっぱりテレビのほうが、水が合ってましたね。手取りは3分の1以下ほどになりましたが、やりがいがありました」とすっかりハマり、3年後にはディレクターに昇格。

大手商社での経験は短いながらも大きかったそうで、「社会人の基礎を学ばせてもらえたので、ADの中ではそれが結構アドバンテージになりました。また、先輩のディレクターたちから本当にたくさんのことを教えてもらいましたが、一方で職人気質のため欠けている部分もあって(笑)、そこを絶妙に埋めるという自らの力が生かせるポジションを上手く見つけられ、順調に駆け上がっていくことができました」と充実のテレビマン人生を送る。6年在籍したシオンを退社すると、フリーの期間を経て、フーリンラージを設立した。
○至極正常な「コンテンツが正しく評価される時代」に

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