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『光る君へ』第29話、視聴者が最も注目したのは…夫の死を知らされたまひろ 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年8月4日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

●豪快な姿からわずか数十秒後の退場劇
テレビ画面を注視していたかどうかがわかる視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、7月28日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』(総合 毎週日曜20:00~ほか)の第29話「母として」の視聴者分析をまとめた。

○ただむなしく視線をおよがせた、まひろ

最も注目されたのは20時14分で、注目度83.5%。まひろ(吉高由里子)が、夫・藤原宣孝(佐々木蔵之介)の死を知らされるシーンだ。

まひろが部屋で書物に目を通していると、固い表情をしたいと(信川清順)が「お方様」と声をかけてきた。「ん?」と、まひろがいとに振り返ると、「殿の北の方様のご使者が…」と、いとは不安そうに告げる。まひろは、宣孝の嫡妻の使いがどのような用向きで訪れてきたのか、まるで見当がつかなかったが、決してよい知らせでないことだけは分かる。

「北の方様からのお伝えにございます。山城守・藤原宣孝は、にわかな病にて、4月25日に身まかりました」と、庭先に通された使者は感情を交えずに淡々と告げた。まひろは使者の言葉がすぐに理解できず、しばしぼう然。隣で聞いていたいとは、大きく口を開いたまま絶句。外で盗み聞きをしていた従者たちも、主のあまりに突然のの訃報に、ただ驚くことしかできなかった。

「弔いの儀も済ませましたので、お知らせいたします」使者の残酷な報告に、まひろは血の気がひき、顔は青ざめている。しかし、かろうじて一言、「にわかな病とは…」と尋ねた。「北の方様は、豪放で快活であった殿さまのお姿だけを、お心にお残しいただきたいと仰せでございました。私どもも、ご最期のご様子は存じませぬ」…死因について、使者は本当に知らされていないのかどうかは定かではないが、まひろは夫の死の原因を知ることはできなかった。まひろは気持ちの整理もつかぬまま、うつろな表情でひとり部屋に戻ると、その場に座り込み、ただむなしく視線をおよがせた。

○前々回の「睡眠時無呼吸症候群」から予想も…

宣孝のあまりに突然過ぎる訃報に、視聴者はあ然として画面を見続けたのではないだろうか。

前々回では「睡眠時無呼吸症候群」のくだりもあり、宣孝の死期が近いことを予想していた視聴者は多かったとは思われるが、直前のシーンでは家族3人が仲睦まじく過ごし、元気で豪快な宣孝が描かれたわずか数十秒後の退場劇に、視聴者のショックは大きかったと考えられる。

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