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『光る君へ』第29話、視聴者が最も注目したのは…夫の死を知らされたまひろ 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年8月4日 6時0分

のちに藤原頼通となる田鶴は、史上最年少で摂政となった後、関白を務め、10円玉で有名な平等院鳳凰堂を建立した。のちの藤原頼宗となる巌君は、官職こそ右大臣どまりで頼通には及ばないが、歌人として目覚ましく活躍する。頼通はこの日の屈辱を忘れず、頼宗の出世を阻んだのかもしれない。

田鶴を演じる三浦綺羅は、サンミュージックブレーンに所属する神奈川県出身の11歳。2023年の大河ドラマ『どうする家康』での織田信長の少年時代に続き2度目の出演となり、ドラマ・映画・CMなど幅広いジャンルで活躍している超売れっ子だ。巌君を演じる渡邉斗翔は、クラージュキッズに所属する11歳で、すでに多数のドラマに出演しているこちらも超売れっ子。2022年の秋ドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』では、織田信長の幼少期を演じており、三浦と渡邉は現世でもライバルのよう。ここでも縁を感じる。

●満月を見上げ豪放磊落に笑った宣孝
3番目に注目されたシーンは20時11分で、注目度82.7%。まひろが、夫・藤原宣孝、娘・賢子と3人で過ごした最後の夜のシーンだ。

満月の夜、まひろは邸で1人たたずんで、左大臣・藤原道長を深く恨む清少納言のことを考えていた。そこへ「いかがいたした?」と、宣孝の快活な声が月夜に響く。まひろは宣孝の突然の来訪を、背筋を正して迎えた。「為時殿は越前守を再度求めておったが、こたびの除目でそれはかなわなかった」と宣孝が除目の結果を話すと、まひろは「宋人を帰国させられなかったゆえでございますか?」と尋ねた。「宋人は我々とは違う考えを持っております。表の顔と裏の顔があり扱いは難しゅうございました。父も精いっぱいやっておりましたけれど…」2人は向かい合って座ると、まひろは自身の越前での経験も踏まえて意見を述べた。

「案ずることはない。次の官職が決まるまで為時殿はわしが面倒を見るゆえ、好きな学問をしながらのんびりと越前の疲れを癒やしていただこう」と、またしても職を失った父を不安に思ったまひろを、宣孝は力強くはげました。「わしにとっても義父上であるゆえ。ハハハハ!」と、宣孝はいつものように豪快に笑う。「頼もしい婿様にございます。昔のように貧しくなれば、従者や下女にいとまを出さねばならないところでした」と弱気なまひろに、「そのようにしおらしい顔をするな。わしはお前に惚れ切っておるゆえ、どこにも行かぬ」と、宣孝は断言すると、まひろにようやく笑顔が戻った。

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