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大河原克行のNewsInsight 第314回 日立GLSがサステナブル経営を本格化、家電と空調を通じて社会課題の解決へ貢献

マイナビニュース / 2024年8月8日 17時38分

画像提供:マイナビニュース

日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)は、2024年度から、サステナブル経営を本格化させる方針を打ち出した。

2024年4月に、サステナブル経営の戦略立案および実行を担う「サステナビリティ推進室」を設置。マテリアリティとして、「環境」、「DEI」、「レジリエンス」、「安全・安心」、「誠実な経営」の5つを掲げ、サステナブルな企業成長とともに、社会課題解決に貢献することを目指す。

日立GLSでは、SDGsのなかから12の目標を優先課題とし、「事業を通じた社会課題解決による貢献」と「事業を支える経営基盤強化による貢献」に取り組んできた経緯がある。今回のサステナブル経営では、これを組みなおしたものが、5つのマテリアリティになると位置づけている。

日立グローバルライフソリューションズの大隅英貴社長 CEOは、「従業員主導で策定したパーパスの実現そのものが、日立GLSのサステナブル経営になる」とし、「ひとりひとりに、笑顔のある暮らしを。人と社会にやさしい明日を。私たちは、未来をひらくイノベーションで世界中にハピネスをお届けします」というパーパスを、サステナブル経営の中核に置く考えを強調。さらに、「家電や空調は、人々の生活に直結しているビジネスである。日立GLSは、生活の第一線から、社会イノベーションを実現する会社である」と定義しながら、「日立GLSでは、これまでにもパーパスのなかで、笑顔のある暮らしの実現を目指してきたほか、再生プラスチックを製品に採用するなど、環境にも積極的に取り組んできた。また、日立グループの企業倫理や行動規範が定着し、それをもとに事業活動をしている。これらは、サステナブル経営を構成する取り組みではある。今回は、DEIや安全・安心、空調および医療分野での取り組みも明確にし、そのメッセージをオープンにしていくことで、社員をはじめ、様々なステークホルダーが、サステナブル経営を意識し、気づきと誇りを持って、仕事に取り組む環境の構築を目指した」と狙いを述べた。

具体的な活動として、積極的な情報開示を進めることで、ステークホルダーに対するサステナブル経営の取り組みを可視化。その取り組みのひとつとして、2024年8月7日から、同社のサステナブル経営に関するサイトを公開した。

また、サステナビリティ先進企業としての認知向上やブランドポジションの確立、KPI達成に向けたPDCAサイクルのモニタリング、未来洞察やバックキャストによる経営戦略やビジョンの策定支援、従業員のサステナブルマインドの醸成などの活動も推進することになる。
○日立GLSがサステナブル経営で打ち出す5つ取り組み

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