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Windows Terminal ベスト設定 第17回「フォント 設定編」

マイナビニュース / 2024年8月25日 15時45分

画像提供:マイナビニュース

Windows Terminal設定のおさらい

Windows Terminalは、一般的な設定は、タブバー右端のメインメニューにある「設定」で行うことができる。これを本連載では、「GUI設定」と呼んでいる。というのは、もともとWindows Terminalは、settings.jsonファイルを使って設定を行っていたからだ。現在でも、一部の設定項目は、settings.jsonファイルからでしか行うことができない。

JSON(JavaScript Object Notation)は、テキストベースのオブジェクト表現形式だ。本連載では、JSONの「オブジェクト」に含まれる「メンバー」である「キーと値のペア」を「プロパティ」、キーを「プロパティ名」、値を「プロパティ値」と表現する。

JSONの編集に対応し、特にjson-schemaに対応したエディタをJSONエディタと呼ぶことがある。Windows 11では、標準では、JSONファイル(拡張子は.json)に関連付けられているのはメモ帳だが、Visual Studio CodeなどのJSONエディタをインストールすることで、編集時に簡易な文法チェックなどが行える。

前回と同じく、フォント関連用語を(表01)に示す。

Windows Terminalのフォント設定

Windows Terminalでは、フォントは、プロファイル内で定義する。つまり、表示フォントは、プロファイルごとに切り替えて使うことが可能である。また、「既定値」で設定を行うことで、すべてのプロファイルのデフォルト値とすることができる。

以前解説したように、Windows Terminalの設定は、設定タブを使ったGUI設定と、JSONで記述されたsettings.jsonファイルによる設定がある。GUI設定は、settings.jsonに反映されて、保存されることで、Windows Terminalの設定として有効になる。基本的に、どちらで設定しても有効だが、GUI設定では、一部の設定を行うことができない。というのは、GUIでは、すべての設定項目に対して、プログラムが対応している必要があるからだ。ここでは、settings.jsonの指定をベースに解説を行い、必要に応じてGUI設定にも触れる。

settings.jsonでは、プロファイルの既定値は、「profiles.defaults.font」プロパティにある(リスト01)。このfontプロパティには、(表02)のようなプロパティが用意されている。なお、フォント関連としてはfontプロパティと同じ位置(profiles.defaultsの直下)に「intenseTextStyle」プロパティがある。VTエスケープシーケンスのSelect Graphic Rendition(SGR)で、太文字を指定したとき、どのように表示するのかを選択できる。デフォルトは高輝度表示(bright)だが、Cascadiaフォントでは、boldやallを指定することもできる。

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