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eスポーツはみんなで上を目指すっていう「青春」。「マイナビeカレ 2024」決勝に進出した神奈川工科大学「ケアオウム」にインタビュー

マイナビニュース / 2024年9月4日 11時10分

「eスポーツなら、フィジカルスポーツにあまり親しんでない学生であっても、スポーツでの交流や仲間の居る環境が得られますし、コロナ禍でもそういった体験をさせられるのではないかと考えました。主体性やコミュニケーション能力の形成など、社会人になってから必要な要素を学ぶ上で、サークルやクラブの経験はすごく大きいと思います」(塩川氏)

また、eスポーツに関する体験は、eスポーツ業界で仕事をすることにならずとも、社会人として大きな糧になると塩川氏は言います。例えば、eスポーツを通して学べる工学や情報学の知識、自分たちの手でeスポーツ配信を行うことでわかるさまざまな仕事とスキル、イベント運営を通じた成功体験、これらの経験から生まれるモチベーション……こういった経験が社会人としての力を養うそうです。
○eスポーツへの投資を加速させる神奈川工科大学

こういった考えのもと、eスポーツプロジェクト及び、神奈川工科大学の地域との連携強化を担うべく3月に建てられたのが「KAIT TOWN」です。その建設費はおよそ8億円。KAIT eSportsへの投資と合わせると10億円弱の投資が行われています。

神奈川工科大学の理事(庶務担当・管財担当)であり、経営管理本部 庶務担当部長を務める久保田昌彦氏は、「これだけの投資をするからには、学生の集客を狙いたいという気持ちが無いわけではありません。でも当大学は『こんなことをやりたい』『社会で話題になってるならやろうよ』といった想いに対して、積極的に取り組む風土があります」と話します。

「一番はやはり学生さんが熱中できる場所、喜ぶ時間を大学が提供するという点です。これから、イベントの運営とか音響とか通信とか、いろんな授業での活用も実施していければと思っています」(久保田氏)

2024年7月末の時点で、公式クラブ「KAIT eSports」の部員はもうすぐ100名に達するそうです。これは同大学内で野球部に次ぐ規模となります。今後は学内という枠を超え、地域のお年寄りや小学生に向けたeスポーツ体験なども検討されています。厚木市も大きな期待を寄せており、竣工式には厚木市長も参列したと言います。

「我々はeスポーツのすそ野を広げることでの貢献を目指しています。そのためにも、オフラインの場を大事にしたいと思っています。中学・高校でのeスポーツのオンライン体験に加え、大学ではeスポーツを通した人との直接的なコミュニケーションを体験してもらいたいと思います。興味がある方には、ぜひとも当大学にお越しください」(塩川氏)

加賀章喜 この著者の記事一覧はこちら
(加賀章喜)



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